主観とデータ

主観とデータ コラム
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主観とデータ

ここにはあえて書きませんが、Twitterでつぶいやいたように、今後は返信しないケースも出てくると思うので、自分がどういう前提で発信しているかを書いていきます。

他のカテゴリーサイト含め、これまでに書いたコラムや、今後書いていくコラムはこういう前提ですという説明でもあります。

内容的にはあくまで自分がどういう前提で発信しているかであって、それが他の方たちの認識と違うことも多々あるでしょう。

認識が違うからと言って、自分が正しいと主張する気はないですし、違うと言われても、そうですかとしか答えられないので、それを踏まえた上で読んでください。

主観で語るということ

ネットで発信をしていると、たまに「それ、あなたの主観ですよね」って言われることがあります。

特にひろゆきの「あなたの感想ですよね」や【少女ファイト】というマンガが元ネタの「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」辺りが使われるようになってから増えた印象を受けますが。

と、まあこの『増えた印象を受けます』というのが主観なわけです。

特に根拠があるわけではなく、自分が受けた印象を判断基準としたものが主観ということですね。

逆に、厳密には違うんですが、事実のみを判断基準にしたものが客観です。

すごい雑な例えを出しますが、『牛肉は牛の肉』は客観、『牛肉はおいしい』は主観ですね。

厳密にというのは、圧倒的な共通認識となっている場合、別の意見があったとしても、客観と言われる場合があるからです。

これが言葉の定義としての前提。

ただ、そこでやりとりをしていて感じるのが、『主観=感想』と思っていそうな人が多いということ。

自分は主観を必ずしも感想だと思っていません。

あくまで自分の基準において判断しているため、主観でしょと言われたら主観ですよと答えます。

ただ、その基準は感想のこともあれば、過去の経験や知見から判断や予測ができることが含まれています。

主観だからと言って、適当に当てずっぽうというわけではありません。

本当にごく稀に、ソースにこだわる人がいますが、経験に対していちいち記録をとっている人ってほぼいないでしょう。

その質問にこだわる人に関しては、心の中で小学生とかの「何時何分何秒地球が何回回ったとき」って言葉と同レベルだなと思うことにしています。

そもそも、本当は覚えていても、様々な事情で言うわけにいかないということもあったりしますし。

データに関しても、絶対的にデータを信じる人がいますが、それもナンセンスだと考えています。

データって本当に客観なの?

もちろん、加工されてない生データや、いわゆるビッグエータレベルのデータは客観と考えていいでしょう。

ただ、一般的なデータには、発信者の思惑がいくらでも入る余地があるので、そこには懐疑的です。

単純に統計データとして、平均年齢30歳となっていた場合、受け手は一般的に30歳前後の人たちが多いと思うんじゃないでしょうか?

でも、実際には30歳前後の集団かもしれないし、20歳と40歳ばかりかもしれません。

他にも進学塾の合格率120%ってどういうことかと思ったら、ひとりが数ヶ所に受かったら、その分全部カウントされているとか。

専門学校の就職率80%で内訳をよく見たら、同様に複数カウントされていたり、就職はしているけど専門とは関係ない職種だったり、入学時と卒業時で人数が全然違うなんてこともあります。

また、自分のTwitterで『心霊スポット系動画はガチとフィクションどっちがいい?』というアンケートをとったことがありますが、投票数は100人程度。

自分のサイトで考察に使うには問題ないですが、これを心霊系動画を見ている層の意見とするには無理がありますよね。

10000人の登録者がいるチャンネルに対して、アンケート結果の割合の人が視聴しているかと言ったら、そんなはずありません。

自分は配信者ではないので比較的フラットだと思いますが、エンタメ要素の強いチャンネルならフィクションでも構わない人が増えるでしょうし、ガチ系のチャンネルなら当然ガチ勢が増えるでょう。

もちろん、そんなことをすべて疑っていたらキリがないので、データはデータとしてある程度は有用ではあります。

ただ、あくまでデータは判断基準として使う場合、主観を補強する要素であって、絶対的な根拠にはならないと考えています。

こういうデータがあるから結論としてこうっていうのは、最低限界隈で共通認識でない限り、主観と変わらないというのが自分の前提。

だからこそ、自分は当たり前のように「主観ですよね」と言われたら。「主観ですよ」と答えるわけです。

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