特集異常な風習や価値観の町や村、集落を描いた映画、マンガを紹介しています。
邦画に関しては価値観が違うというよりも、利益を追求した結果、外部からの人間を害するという印象。
洋画の場合は、あるルールが設定されていて、そのルールに固執するあまり、内外かかわらず、ルールを破った者が制裁を受ける展開が多い。
しかも、どちらの場合も割とそれが当たり前のこととして描かれていることが怖い。
隔絶した集落で、集落独特のルールを強要してくるマンガが多い。
住民は特殊な能力を持っていることが少ない反面、宗教ではないが、超常的な何かを崇拝していたり、集団に利益をもたらすためなら殺人を平然と行ったりもします。
一見、幸せそうで優しいが、自分たちに害があると判断すると、価値観の違いを見せつけてきたり。
異常な風習や価値観の町や村、集落を描いた映画、マンガを紹介しています。
論文のために友人の故郷であるスウェーデンに行くことになったクリスチャンたち。
美しい風景と、白夜のために沈まない太陽、人里離れた集落という幻想的な状況。
住人たちは楽しげで、クリスチャンや、別の住人が連れてきていたサイモンたちも歓迎してくれたいた。
しかし、夏至の祝祭として行われた儀式を目の当たりにして、状況は一変。
自分たちと住民たちの倫理観の違いが現われ始める。
住民の総数が436人であることが絶対的なルールとなっている村を訪れてしまった主人公。
437人になったことで住民がひとり死ぬことに。
なんとか村を出ようとするが、無事村を出ることができるのかというストーリー。
グロいシーンはありませんが、エグい展開がなかなか胸糞な作品。
同名ゲームシリーズの【SIREN2】をベースに【SIREN】を原作にした実写映画。
とはいえ、ゲームの雰囲気を捉えてはいるものの、まったくの別物。
29年前に住人が消失した島に引っ越してきた由貴。
島には奇妙なルールがあり、それは『夜は出歩かない』、『近所付き合いは大切にする』、『森の鉄塔には近付かない』、そして『サイレンが鳴ったら外に出てはいけない』というものだった。
そんなある日、行方不明になった弟を由貴が捜していると、サイレンが響き渡り、島の住民はゾンビのような姿でさまよい歩き始める。
白人の恋人に実家に連れていかれた黒人のクリス。
最近は変わってきたとはいえ、やはりまだ黒人への差別が残っているため、クリスはあまり気乗りがしない。
嫌悪されると思っていただけに地域の住人から歓待を受けるが、自分以外は白人ばかり。
使用人は黒人だったが、やはり違和感はぬぐえない。
翌日、古めかしいファッションの若い黒人を見かけ、フラッシュをたいて撮影をすると、鼻血を出して詰めよってくる。
違和感だらけの状況に困惑したクリスは友人に連絡をとるが、すでに危険が迫っていたという展開。
後半は話が一気に進みますが、前半は前振りなのでモヤモヤするかも。
ナイト・シャマランの作品で、周囲を森に囲まれた小さな村の話。
村には掟があり、森には魔物がいて、村人が森に入らない限り、襲ってこないということだった。
しかし、ある理由から盲目の女性アイヴィーは森を抜けなければならなくなるというストーリー。
村に隠された真実のために異常な状況が生まれるという典型。
課題制作のための取材に訪れた田舎町で、4人の学生たちを襲う恐怖。
豚のマスクを被ったこどもや、やたらと後ろ向きの住人を見かける不穏な町。
中には家族が別人になっていると助けを求めてくる住人までいる。
ニュースでは特殊なインフルエンザのことが流れていて、自分たちがおかしいのか、実際におかしなことが起きているのかがわからない。
はたして4人はどうなるのかという展開のPOVメインの作品。
方條ゆとりと望月菓子によるホラーマンガ。
農村体験で山奥にある幸神村を訪れた高校生たち。
班に分かれてそれぞれの家で歓迎を受けていたが、地震でトンネルが崩落して村に閉じ込められる。
隔離された村に隠された秘密によって殺されていく生徒たち。
生徒たちの中にもおかしくなっていく者たちがおり、事態は混沌としていくというストーリー。
WEBコミックのGANMA！で連載中なので、連載終了するまでは無料で読めると思います。
WEBコミックガンマに掲載されていた実写化もされた室井まさねによるホラーマンガ。
民俗学の研究のため、大学の教授と女性の助手、6人の女子学生が辺境の集落を訪れる。
しかしそこは昔の悪行の呪いなのか、男性しか産まれない村で、男は喰らい、女は逃げられないようして、性の道具にする村であった。
しかも、彼女たちが来たことが引き金となり、猿田彦の面をつけた殺人鬼による猟奇殺人が起こり始め、村全体を巻き込んだ惨劇が始まってしまう。
画力も高く、話もよく出来ているのでサスペンスとしてもおもしろい作品。
山間にある村に赴任してきた駐在の阿川大悟。
土地の権力者である老婆が遺体で見つかったことで、村の人間が人を食べているという話や前任の駐在の死が蒸し返される。
阿川は村の異常性に気づき始めるが、下手に動くと家族が村八分にされてしまう。
細心の注意を払いながら、単身捜査を続けるのだが、村全体や警察を巻き込んだ争いへと発展していく。
カニバリズムや血筋、家というものをテーマに描かれているんだと思いますが、思いのほか深いです。
二宮正明の作品で週刊漫画ゴラク連載中ですが、LINEマンガでもほぼ最新話まで時間をかければ無料で読めると思います。
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