都市伝説としてのテケテケとは
テケテケとは上半身しかない女性の姿で、両腕だけで凄まじいスピードで追いかけてくる化け物。
名前の由来は腕だけで移動する際の音ですが、100キロとかで移動するらしいので、どう考えてもそんなかわいい音じゃないでしょう。
また、童顔のかわいい笑顔で追いかけてくるというギャップが逆に怖いと言われています。
一般的には冬の北海道で列車にはねられ、上半身と下半身に切断された状態で寒さにより血管が萎縮して血が止まり、なかなか死ねずに苦しんだという事故があり、その女性が下半身を求めてテケテケになったという話が多い。
あくまで多いというだけで、大元の話では下半身を求めてではなく、ブルーシートをかけた駅員の行動を自分を見捨てたと考えていて、人間への怨みから殺りくを目的にしているというものもあります。
ちなみに無粋なことを書くと列車だと分断は難しく、日本国内では血が止まるほどの低温にはならないので、原因となっている事故自体が都市伝説とのこと。
バリエーションが多く、事故の後、事故の処理に来た作業員が来るまで生きていて、話しかけられたなんてものや、下半身は下半身でトコトコとして都市伝説化していたりもします。
一般的なタイプでは後日譚があり、テケテケの話を聞いてしまったら3日以内にテケテケが殺しにくることになっていて、ある呪文を唱えれば助かることになっています。
もっとも、助かる呪文もバリエーションが多く、別の都市伝説カシマさん(カシマレイコ)と混ざっていることも多いです。
実際、紹介している映画では列車にはねられた女性がカシマレイコとなっていて、カシマレイコがテケテケになったという展開でした。
このカシマレイコ自体もバリエーションが豊富なので、テケテケ、カシマレイコともに自分の知っている話と違うと思う人も少なくないかもしれません。
映画版テケテケ
有名なのは紹介している作品で、確かにテケテケではあるんですが、もはや真空で切断するカマイタチみたいになってます。
他にも映画版【学校の怪談】にもテケテケという名のキャラクターが出てくるのですが、そちらはあんまりにも外見が別物なので割愛しました。
マンガ版テケテケ
テケテケを扱ったマンガ。
テケテケをメインというのはオムニバスとかでしかない気がします。
多分【地獄先生ぬ~べ~】にもテケテケ回があったかと。