人面犬

人面犬 都市伝説
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人面犬

文字通り、人の顔を持つ犬の怪異という都市伝説。

一般的な情報だと、1990年付近に噂として流行した都市伝説ですが、1970年代からモチーフはちょくちょく登場しています。

さらに古いものになると、江戸時代までさかのぼり、見世物小屋で人面犬の見世物が行われていたというものも。

江戸時代には梅毒が牝犬との性交によって治癒するというトンデモ療法が囁かれていたため、性交した牝犬が人面の犬を産んだという噂らしい。

ただ、それらも伝承として伝わってはいるものの、そのような見世物が行われていたかの事実があったのかは不明。

1970年代には、つのだじろうの名作【うしろの百太郎】に人のような顔をした犬のキャラクターゼロが登場したり、映画【SF/ボディ・スナッチャー】に人面犬が登場しています。

その後、テレビや雑誌に取り上げられたことで、1990年頃に話題となりました。

具体的な内容としては、高速道路を時速100キロで走り抜け、追い抜かれた車は事故を起こすというものと、繁華街のゴミを漁っていて、声をかけると捨て台詞を吐いて去っていくというもの。

内容的に矛盾するわけではないので、同じ存在でも問題はないでしょうね。

捨て台詞としては、「ほっといてくれ」や「うるせえ」等、どことなく、中年の男性を想像させるものが多い。

追い抜かれた車が事故を起こすとはいえ、車に乗っていなければ基本的には無害な都市伝説ですが、バリエーションによっては噛まれると人面犬になってしまうなんていう展開も。

また、1990年付近のオカルトブーム以来、自分や自分の周囲の人間が発信源だと主張する人が増えるんですが、人面犬に関してはその傾向が強い。

実際には1970年のオカルトブームですでに登場しているので、発信していたとしても、ただネタにしただけでしかないんですけどね。

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