都市伝説としてのこっくりさんとは
はい、いいえ、男女、鳥居、零~九、五十音が書かれた紙と硬貨を利用した儀式。
基本的にはこっくりさんという存在を呼び出し、質問に対して答えてもらう降霊術のようなもの。
こっくりさんはこっくりさんという霊をはじめ、言葉としてあてられた狐狗狸のような動物霊や低級霊、エンジェル様やキューピッド様と呼ばれる神の使いだったり様々。
単純に質問に普通に答えてくれるだけのものもあれば、実は悪霊や悪魔等で悪意のある答を伝えてきたり、とり憑いたりするタイプも少なくない。
降霊術でありながら、占いの一種という認識が強く、その回答が正しいことが多いと言われているのも特徴。
ただし、あくまでその回答は参加者の知識の範囲内のことであり、参加者の知らない内容に関しては答えられない、または正答率が格段に落ちるそうです。
実際、日本語でない言語での質問には簡単なものでも答えられず、視線を調べてみたら質問を聞いた段階で硬貨が動く前に質問の答を探す動きをしていたという検証結果もありました。
そのことから、故意か、暗示によるものかは別として、参加者が回答しているという説が一般化されています。
とはいえ、実際に精神に影響を受けたという噂もあり、それが暗示によるものなのか、本当に霊のようなものの影響なのかはわかっていません。
都市伝説と思われていますが、こっくりさんが流行った結果、学校が児童たちにこっくりさんを禁止令を出すことがあるのはそのためですね。
でも、実はこっくりさんの一番面白いところは、陰陽道等のように古くからある儀式だと思われがちですが、実は日本に入ってきたのは明治に入ってから。
元々は海外のテーブル・ターニングと呼ばれる降霊術があり、ヴィジャボードが商品化されたことで日本にも持ち込まれたという流れ。
昭和になって流行ったのは、つのだじろうが【うしろの百太郎】の作中で紹介したためという割と新しいものという事実じゃないかと。
映画版こっくりさん
こっくりさんをテーマにした映画。
海外版こっくりさんと言われるウィジャボードを描いたものも紹介しています。
アニメ版こっくりさん
こっくりさんをテーマにしたアニメ。