旧伊勢神トンネル
愛知県豊田市の伊勢神峠にあるトンネルで、正式には伊世賀美隧道。
現在は伊勢神トンネルに対して、旧伊勢神トンネルという通称で呼ばれています。
また、国の有形文化財でもあります。
愛知と長野を結ぶトンネルなので、牛に引かれて善光寺まいりの善光寺に向かう人々や、荷馬車の往来で賑わっていたのだそう。
ただ、トンネルの高さが低く、荷馬車も荷物を降ろして通過するという状態で、トラックは通れないようです。
そのため、伊勢神トンネルができてからは閉鎖されないものの、交通量が減っていて、かっこうの肝試しスポットになっているんだとか。
トンネルは理由がよくわからないのに、なぜか心霊スポットとなることがありますが、ここもそのひとつ。
伊勢神トンネルの方では昭和の三大台風である伊勢湾台風の際に作業員が12名なくなっているらしいですが、旧伊勢神トンネルではそういったことはありません。
よくある人柱として埋められた人がいるという噂がありますが、そちらも記録がないし、以前はなかったのに突然語られるようになった噂なので信ぴょう性は薄いでしょう。
にもかかわらず、なぜか怪異の目撃情報が後を絶ちません。
ただ、作業員の霊を見たというものの多くは、伊勢神トンネルと旧伊勢神トンネルの話が混ざっているんじゃないかと。
それを除いても、女性やこども霊を見たという話は多く、どうやらこの女性とこどもが親子で、お互いを探しているという説が広がっているようです。
他にも旧伊勢神トンネルにたどり着けなかったとしても、赤いオーラの霊に憑かれてしまい、事故を起こすというものや、霊に遭遇して逃げたら事故を起こすという話が多数聞かれます。
実際、旧伊勢神トンネルは立地的に事故を起こしやすい環境になっていて、トンネル内はかなり暗く、路面は冬季には凍結してアイスバーンになっていたり、ガードレールも過去の事故のせいなのか、ところどころ欠けている状態。
霊に遭遇しなかったとしても事故を起こしてもしょうがないくらいです。
立入禁止になっているわけではないので比較的訪れやすいスポットですが、事故を起こさないように気をつけましょう。
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