姫川病院
新潟の糸魚川にある廃病院。
以前は医師不足がちな地方にある病院として知られていましたが、医療制度の改革の影響で、研修医の派遣先が東京に集中したり、医療報酬が引き下げられたことで破綻。
22億の負債を抱えての倒産な上、医療生協が12億の組合債を発行していたため、債務者が300人を超えるとのこと。
何度か取り壊しの要望が出ているのに進まないのは、多分債務者が多過ぎて、同意を得られないんでしょう。
ただ、2021年6月には不審火があり、ただでさえ肝試しや撮影に訪れる人たちが多いため、防犯の強化はされそうです。
廃墟では悪ふざけで火をつける人がいますが、安易に考えているより重罪なのですし、放置された家屋は燃えやすいものがあるので気をつけましょう。
債権として残っているせいなのか、来訪者に荒らされてはいるものの、結構ものが残っています。
さすがにリース品や、お金に変えられるものはなくなっているようですが。
場所としても病院なので、当然事故や病気で亡くなった人たちもいるわけで、怪異としてはそれっぽいものが多い。
他の心霊スポットと違い、特定の霊ではなく、様々な霊を見たという話が多いのがおもしろい。
ハイヒールで歩く女性、包帯だらけの男、血まみれの女性といったものから、誰もいないのに鳴るナースコールやガチャガチャ動くドアノブのような話までみごとにバラバラです。
もっとも、姫川病院が心霊スポットとしてあげられる最大の理由は、手術室と霊安室です。
そもそも稼働している病院ですら、手術室や霊安室には噂のひとつやふたつあるものなので、廃病院となったらなおさら。
特に手術室は人が死ぬイメージが強いので、血まみれの女性を見るという話が多いです。
霊安室も死に直結するイメージなので、やはり目撃例が多いんですが、心霊系YouTuberには強者がいて、霊安室で一泊とか、ひとり検証するチャンネルも。
ただ、動画となると、実際に現象が起こるのは廊下が多いんじゃないかと思います。
新潟最恐と言ってもいい廃病院ですが、トラブルが多くなってきているため、完全閉鎖や取り壊しもそう遠くはなさそうですね。
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