人体解剖墓地
石川県にある金沢大学医学部が所有する墓地。
現在は献体した方を解剖した後、引き取り手のない場合に埋葬する共同墓地となっています。
この献体の解剖は明治時代から続いていて、現在のようにきちんと制度化されてはいなかったようで、献体として解剖後はとにかく埋葬してしまっていたのかもしれません。
別に非人道な人体実験をしていたとか、死体を弄んだというわけではないので、その辺は誤解のなきよう。
しかし、どうしてもイメージとして解剖して埋められたという印象があるため、解剖された人たちの霊が現われるという噂がたっているようです。
医学の進歩のためには解剖しないとわからないこともあるので、しょうがないんですけどね。
ちなみに現在献体を募っている大学は、生前に献体を申し込んでもらい、献体する本人の同意を確認するのが一般的です。
代わりに献体された遺体を医学生が解剖した後、火葬したお骨を遺族に渡すか、大学側で葬儀をして共同墓地に埋葬してもらえます。
そのため、入る墓がなく、死後の処理を任せられる人がいない場合、選択肢のひとつとしては検討してもいいんじゃないでしょうか。
解剖されてさまよう霊にはなりたくないですが。
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