1892年、メキシコのある鉱山町。町人たちは、“死者の日”祭りに乗じて地主に皆殺しにされてしまう。現代にゾンビとして甦った町人たちが、偶然町を通りかかったカップルに襲い掛かる。
「キネマ旬報社」データベースより。
ある西部にある呪われた町での恐怖。オープニングの西部シーンの後登場する4人家族がメインかと思ったら、そちらはかませ犬。その後に登場するジョスとアリシアのカップルが本命でした。
でも、このカップルというか、ジョスはかなりメチャクチャ。葬儀のような列に突っ込みそうになり、車が故障。棺おけから舌を切り取られた女性が出てきたのに、保安官に引き渡すと普通に宿を尋ねる始末。
もっとも、泊まる宿なんて1軒しかなく、当然序盤で4人家族が泊まった宿ですが。
さすがに宿や町の様子のおかしさに不安になったカップルは、友人の黒人タイラーとその彼女のエリカのカップルを騙して呼び出しものの、騙して呼んだことが裏目に。
良いところだと言って呼んだため、不気味さを説明してもタイラーとエリカのカップルは拒否。
色々あって彼女が拉致され、彼女が儀式のいけにえになりそうになったところを邪魔するジョス。
それが引き金となって、不気味だった町の人々がどんどん本当の姿を現します。いつのまにやら町はゾンビ天国。
不気味な宿に篭城し続けるわけにもいかず、ジョスが武器を探そうと保安官事務所に向かいますが、その援護でアリシアが空に向かって銃をぶっ放します。
弾丸が心もとないから探しに行くのに空に向かって撃ってたら、何の意味もありません。しかも、保安官事務所では舌を切られた女性がゾンビ化していて、ジョス噛まれるし。
頑張って宿に帰っても、エリカはゾンビ映画好きなのか、噛まれたら奴らみたいになると信じてジョスを拒絶しまくり。
でも、見どころはそこから。通りの向こう側にある車までたどり着ければ、乗って逃げられるという作戦を実行。ぶっちゃけ、保安官事務所に行けたなら、車にも行けたんじゃというツッコミはナシの方向で。
ここでスーパーチアリーダーエリカの大活躍。
ゾンビに囲まれながらもスーパーアクロバットな動きでゾンビを倒しながら、車にたどり着き、あっさりと宿に戻ってきます。
助手席を宿の入り口とは反対側にして止まる辺り、頭は残念なようですが。
恋人のタイラーは頑張って乗り込もうとしますが、ゾンビが囲んでいるのに、車を回り込んで乗り込むなんて芸当はスーパーチアリーダーでもなければ出来ません。
当然やられてしまい、パニックになったエリカは逃亡。しかし、死体を回収しようとしたのか、戻ってやられるという残念振り。とても、スーパーチアリーダーと同一人物とは思えません。
その後も特にサプライズもなく、会話で真相を知り、解決へ向かうという感じ。
一応、レビュー中でもゾンビと書いてはいますが、ゾンビものというよりは、オカルトな呪いモノというべき作品でした。
酷評が多い作品ですが、ホラー映画としては、B級レベルでZ級とまではいかないと思います。ゾンビもCG使ってないものとしては、意外とクオリティ高いし。
意外に気付いてない人が多いですが、冒頭とラストに出てくる権力者はダニー・トレホです。やっぱり悪党面してます。
オススメ度(10段階)……★★★
(スーパーチアガールは見るべきだと思います)
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コメント
日本ではオブ・ザ・デッドと名の付いたタイトル多いですね。
ゾンビ好きには天国かも知れない。w
さすが「エリカ様」ww
噛まれてもゾンビ化しなのは珍しいですね(°∀°)b
>hamuさん
コメントありがとうございます。
エリカ様は最強のバカなのでw
あれはゾンビではないのです。
だから、噛まれてもゾンビ化しなくても
普通です。エリカ様がゾンビ映画を
観た事あって、思い込んでるだけなんでしょう。
>しーどさん
コメントありがとうございます。
でも、『死の~』という意味なので、
『殺しの~』とか、『悪魔の~』と同じような
感じで、ゾンビ映画とは限らないんです
よね。
『オブ・ザ・リビング・デッド』なら詐欺だと
思うんですが、『当社比』くらいうさんくさい。