ビルの屋上から楽々と地上に降り立つ一人の美女。彼女の正体は吸血鬼<ヴァンパイア>の女戦士セリーン。
ある時、彼女はヴァンパイアの宿敵、狼男族<ライカン>が人間の青年医師マイケルを追いかけていることに気づく。
不審に思ったセリーンはマイケルの行動を追跡。
そして、彼に直接尋問している最中、ライカンたちに急襲される。
セリーンはとっさにマイケルを助けて逃走するが、その直前、マイケルはライカンのリーダー、ルシアンに肩を咬まれてしまう。
それは、マイケルがほどなくライカンになることを意味するのだった…。
allcinema ONLINEより。
ダークで
スタイリッシュ
なホラーアクション。
ヴァンパイアとライカンというゴシックホラーの定番設定ですが、ファンタジーではなく、SFな設定。
はるか昔、ウイルスによって不死身となったコルヴィナス。その3人の息子のうち、同じく不死の力を持ったふたりがそれぞれ蝙蝠と狼に噛まれたことにより、ヴァンパイアとライカンになったという設定。
2つの種族に分かれたヴァンパイアとライカンは、ある出来事から袂を分かち、長い闘争を続けているんですが、何故かただの人間の青年マイケルを狙っている様子。
ヴァンパイアの処刑人セリーンもそのことを知るんですが、そこから陰謀に巻き込まれていきます。
なんとなく【ブレイド】の女性版で、武器も女性だから銃に変わったという印象。
いや、雰囲気はゴシックホラー調だし、ラブロマンスも絡めているので、全然違う作品なんですけどね。
なのに、似たような印象を受けます。単に比較しやすいから似て思えるだけかもしれません。
ライカンの造型はCGではなく、着ぐるみなのでCGのような無茶な動きは出来ませんが、それがかえってリアル。CGなら毛の1本1本までシャープに見せられるかもしれませんが、あえて着ぐるみを選ぶ方にこだわったようです。
もちろん、武器や銃撃戦はCGなので、必要なところにはちゃんとCGが使われてます。
ダークな雰囲気、スタイリッシュなアクション、美しいケイト・ベッキンセイルが上手いこと相まみえた結果、成功につながった作品。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(銃で床をくり抜くシーンは本当にかっこいい)
コメント