幼いころ両親を亡くした少女”カティア”には「霊」と会話することができる特殊な能力が備わっていた。
霊たちの思いを成就させ、生計を立てていたカティアのもとに、ある日、姉である”ラリッサ”が訪ねてくる。
霊能力を信じていないラリッサはカティアがおかしくなってしまったのではと心配していたのだ。
しかし、とあることから二人は口論となり、ラリッサはカティアの家から出て行ってしまう。
だが家の中からは、出て行ったはずのラリッサの悲鳴が…。
気が付いたときラリッサは消え、とある館の風景がフラッシュバックのようにカティアの頭をよぎる。
刑事「アントン」に容疑者と疑われ追われることになるカティアだが、フラッシュバックで見えた光景を手掛かりに、消えた姉を探すため調査をはじめる。
しかしたどり着いた館にはラリッサではなく別の女性たちの遺体が…。
ラリッサは生きているのか?なぜ不思議なことがカティアの周りで起き続けるのか?
カティアは霊たちと共に姉の生死を確かめるため、再び館へと赴く…
GEOオンラインより。
誰かが良い作品と言っていた気がしたので、借りてみた作品。
結論から言うと、
難解な表現が続いて意味がわからない
作品でした。
ストーリー自体は、霊が見え、会話ができる女性カティアが、突然消えた姉を探すというもの。
オープニングは男が子供の前で自殺し、カティアがそれを覗いているシーンから始まり、これから何が起きるんだろうと期待をそそります。
ただ、そこからは大筋のストーリーはわかるものの、なにがどうなったのかや、演出が難解過ぎてよくわかりません。
カティアの双子の姉であるラリッサが訪れ、亡くなった両親のことで揉めた結果、家を出るんですが、その直後に家の中から悲鳴が。
何故か部屋が血の海で、ラリッサは壁に叩き続けられ、カティアが目を覚ました時には姿がなくなっていた。
警察に通報したものの、オオカミ少年よろしく、わけのわからないことを言ってる薬物中毒者かアル中扱い。
刑事が両親が亡くなっていることを知っていて、むしろ同情されるというオプション付きです。
ただ、そこから先は映像のつながりがよくわからなかったり、情報量が多過ぎて、なんだかよくわからないまま進行。
どうやらオープニングで覗いていた屋敷が関係しているっぽいんですが、色々と起こる割にラリッサは見つかりません。
そして、クライマックスに突然色々な事実が判明するんですが、解決したんだかしてないんだかわからないふんわりした感じで終わります。
その後、カティアと一緒に行動している3人の霊のうち、母親に会いたいと言っていた男が成仏するんですが、なんか突然ファンタジーな雰囲気に。
結局、自分が見ていたのはサスペンスなんだか、ホラーなんだか、ファンタジーなんだかよくわからなくなる作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★★
(自分に合わないだけで、人によっては楽しめるかもしれない。)
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