【ヴィーガンズ・ハム】

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【ヴィーガンズ・ハム】

ヴィンセントとソフィーは結婚30年。

すっかり倦怠期に陥り、家業である肉屋の経営も厳しい。

ある日、店がヴィーガンの活動家たちに荒らされ、ヴィンセントが犯人の一人を殺してしまう。

死体処理に困ったヴィンセントはハムに加工するが、ソフィーの勘違いで店頭に出すと図らずも人気商品に……。

Amazonプライムビデオより。

予告を見た段階からブラックなコメディだなと思っていた作品。

過激なヴィーガンに店を襲われたヴィンサンとソフィーの夫妻。

精肉店は経営難、とても裕福とは言えない生活に夫婦仲も悪くなっているところに、精肉店仲間のブラシャール夫妻にはバカにされる始末。

そのイライラが募る中、店を襲ったヴィーガンのひとりを偶然見つけて、ひき殺してしまう。

ソフィーは犯罪者を紹介する番組のファンらしく、とある犯罪者の手口を提案する。

ヴィンサンは葛藤しながらも同様の手口で死体を処理するのだが、本当に処理したことを知らないソフィーは客に販売してしまう。

困惑して事実を伝えられないヴィンサンは肉の材料を『イラン豚』と説明するのだが、口コミで人気の商品に。

ヴィンサンとソフィーは店の経営を立て直すため、新たな『イラン豚』を仕入れるようになっていくという展開。

肉を食べないヴィーガンの肉がおいしいっていうのがすごい皮肉。

肉の質にこだわりがあるヴィンサンも気になって食べてしまうくらいの絶賛振りで、徐々に『イラン豚』の味にとりつかれていくくらい。

もはや麻薬のようでした。

客は客で『イラン豚』のために行列を作り、『イラン豚』以外はいらないって言いだす始末。

そんな状況なので、ヴィンサンとソフィーは『イラン豚』の仕入れに励むように。

はじめの方は理由をつけては実行しようとせず、躊躇してしまうヴィンサンも段々とノリノリに。

ホラーというよりブラックコメディなので、ノリノリの狩りシーンはテンポよく早回しになっています。

それもあり、ストーリーの内容や、予告を見た印象に比べてゴアシーンはかなり少なめでした。

さすがに肉にするのに解体するので、切った腕とか、切断された足とかは映りますが。

洋画ではありがちな男性器を雑に扱うシーンもあるにはあるので、下ネタが嫌いだとちょっと嫌というのはあるかもしれません。

個人的に気になったのは、しょうがない部分ではあるんですが、ヴィンサン夫婦の周り、ヴィーガン多過ぎるだろうというくらいですかね。

普通に狩るようになってからは、ヴィーガンの集会に紛れ込んだりとかしてるので、多く見えるのは当然ではあるんですが。

娘の彼氏までヴィーガンっていうのは多少やりすぎ感を感じました。

全体的にホラーというよりブラックコメディではありますが、普通の人間が狂っていく姿を描いている割にはかなり見やすい作品だったと思います。

グロも置き換え表現等が使われているので、ゴアが苦手でも見れるんじゃないかと。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ゴア期待だと物足りないかも)

【ヴィーガンズ・ハム】メディア

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