夏は日の沈まない白夜、冬には30日間太陽が昇らない極夜が訪れるアメリカ最北の町バロウ。
極夜の闇に乗じてバンパイアが町に現れ、住民たちを次々と惨殺し始める。
氷と闇に閉ざされた町が陸の孤島と化す中、保安官のエバン(ジョシュ・ハートネット)は家族や住民を守るため、バンパイアとの絶望的な闘いに身を投じていく。
シネマトゥデイより。
極夜で太陽が昇らないという状況なので、また観づらい真っ黒な画面が多いかもと思いましたが、どうやら極夜というのは吸血鬼もののためのようでした。
吸血鬼ものの映画としては、照明のおかげで結構明るい中、しかも野外で襲いまくるので、吸血鬼ものというより、知性のあるゾンビもののような印象。
ただ、その印象が強過ぎて、ゾンビもののようには楽しめますが、吸血鬼ものが好きな人はガッカリさせられそう。
スプラッター表現はなかなか怖いとは思うし、徐々に忍び寄ってきて、気付いたときには一気に街ごと襲われる展開も結構面白い。
ただ、吸血鬼の弱点である日光は30日間も封じられている上、ニンニクや十字架が効くような古典オカルトでもないので、生き残りが難しいはずなのに地味に生き残り続けます。
こっそりとは言っても、あっさり移動出来てしまったり、
いきなり10日くらい経過
したりと違和感だらけ。
吸血鬼たちも頭が良い感じなのに、仲間が増えてしまわないように血を吸った相手の首を斬るほどなのに、一軒一軒しらみ潰しにするとかはしないようです。
1週間とかそれくらいの期間にしておいた方がほど良い絶望感だったんじゃないかと思います。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(惜しい作品)
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