【殺人漫画】
むごたらしい遺体が発見されたが、警察は自殺と判断。
しかし、その死んだWEB漫画の編集長は、死の直前に見たジユン(イ・シヨン)の漫画の内容と完全に一致する殺され方をしていた。
他殺を疑う担当刑事のギチョル(オム・ギジュン)に、ジユンは事件とは何の関係もないと否定するが、再びジユンのWEB漫画同様の死に方をした遺体が発見される。
シネマトゥデイより。
漫画とそっくりな状況で人が死ぬという韓国ホラー。
今回ネタバレしないと書ける内容厳しいので、ネタバレあります。
現実的な話、ホラー映画の怖さと質に限っては、韓国映画って邦画よりもコスパがかなり良いです。
たまにある突発的なヒットと、宣伝にお金をかけられるメジャー作品を除けば、韓国ホラーの方が作り込んでる印象。
この作品も、かなり挑戦的で、
実写と漫画を組み合わせた演出がすごく上手い。
漫画というと、日本のような漫画をイメージすると語弊があって、どちらかというアートやアメコミに近いんですけどね。
もちろん、韓国にも日本の漫画が輸出されてるし、韓国にも日本のような漫画はあるんですが、どちらかというと1枚絵が多いと思います。
で、殺人と呼ぶには不可思議な死が起きる度、それを描いた作品が見つかり、作者のジユンが疑われることに。
ただ、発見者にはなるものの、ジユンに殺せたとは思えず、事件の解決は難航。
それでもふたりの刑事がジユンに疑念を抱いて捜査を続けるという展開。
元々、ジユンが描いている漫画はとある人物から送られてきたというもので、その人物は死者から聞かされたものを描いているらしい。
つまり、死者からの殺人予告みたいなものですね。
最初に死ぬ編集長だけなんで殺されたのかよくわかりませんでしたが、死ぬ人たちは軒並みクズです。
というか、基本的にセルフ敵討ちみたいなものですね。
まさにロクな死に方しないと言われた人間の末路の見本です。
見た目エグいのは編集長ぐらいですが、あとの人たちも感じる恐怖は凄そう。
この死に方と漫画の演出の下りが本当に面白い。
それがトリガーみたいになってる人もいて、実際は違うんですが、頭脳バトルを見せられているようでした。
アマプラで視聴したおかげでハードルが低かったのかもしれませんが、変に小難しくもなく、掘り出し物だと思います。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ヒトコワ系ってことになるのかも)
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