【ゾンビーノ】

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のどかな田舎町ウィラードでは、ゾムコン社によって開発された特殊な首輪着けられたゾンビが、人間によって飼われていた。そんな状況に違和感を覚える少年ティミー(クサン・レイ)だったが、ある日、ご近所の目を気にする母ヘレン(キャリー=アン・モス)の主張により、彼の家でもゾンビ(ビリー・コノリー)を飼うこを決めた。

シネマトゥデイより。

基本的にホラー系のブラックコメディなんですが、観ているうちにコメディなのか迷い出す作品。

漫画【進撃の巨人】とかもそうですが、脅威となる相手から自分たちを壁で隔離してコミュニティを作ってる世界。

そういう世界に住んだことがないのでわかりませんが、考え方逆なんですね。

安全な現代日本に住んでると、脅威の方を隔離する方向で考えそうなものですが、篭城する方が楽なんですかね?

作中ではゾンビと人間が戦う『ゾンビ戦争』というのがあって、ゾンビを従わせる上、腐敗しなくなる首輪が発明されたことで戦争が終結します。

もちろん、従わせるとは言ってもゾンビの知能は低く、稼動範囲もゾンビのままなので、たいしたことは出来ないです。

基本的にはちょっと用事が出来るペットのようなもの。

そのため、作品中の世界ではゾンビが受け入れられていて、生活風景に溶け込んでいます。

ただし、脅威なことに変わりはなく、首輪が壊れれば野生のゾンビと変わりません。

主人公の父親もある事情からゾンビが嫌いで、母親が世間体を気にしてゾンビを買い始めた際には嫌がります。

正直、自分も嫌です。

ゾンビが怖いとかでなく、ゾンビが持ってきた食事を食べたり、ゾンビが掃除したところでくつろぐ気にはなれません。

でも、主人公の少年も、母親もどんどんゾンビを受け入れ始め、隣人やいじめっ子を殺しても隠そうとする始末。

自分の家のゾンビが人を殺すと、ゾーンと呼ばれる壁の外に放り出されるので必死です。

映画だからしょうがないんですが、この子、結構メチャクチャで死体を隠したり、ゾンビにいじめっ子襲わせたり、連行されたゾンビと会うために見知らぬ人をゾンビの首輪外して襲わせたりします。

おかげで街にあったゾンビが働く工場が壊滅したりとか、コメディとはいえ、主人公目線で楽しんでしまっていいのか悩みます。

ゾンビをネタにしたコメディとしては面白いんですが、倫理観が真逆な気がして、手放しでは勧められない作品。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(面白いんだけど何かがひっかかる映画)

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レビュー
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コメント

  1. ら氏 より:

    主人公のショタがカルキン君にしか見えない不思議!
    これ見るとゾンビが愛しくて仕方ない( ^ω^)ペロペロ

  2. ユキジェリーナ より:

    私は絶対、ゾンビーノ欲しい!日曜大工や息子の世話をしてもらうつもり!
    臭いはあるのかな…?

  3. enta_mattari より:

    >ら氏さん
    主人公はカルキンに見えるけど、カルキンと
    違って、この時点で薬中かと思わせるw

  4. enta_mattari より:

    >ユキジェリーナさん
    コメントありがとうございます。
    臭いは腐り具合で。首輪をしてると、
    腐敗が止まるという謎設定。

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