アニーの母は異常なまでに神経質な性格で、幼いアニーと姉を過剰なほどの厳しい躾と折檻で自分のもとに縛り付けようとしていた。
姉はそんな母に抗うようにして非行を重ね、アニーは一人立ちできる年齢になると静かに家を飛び出した。
それ以来、母と絶縁状態にあったアニーだったが、突然の母の死をきっかけに再び故郷の土を踏むことに。
そして数年ぶりに訪れた生家で、アニーは思いもよらない事態に直面する。
生家で母の遺品を整理していたはずの姉が、すべての荷物を残したまま忽然と姿を消してしまったのだ。
やがて姉の行方もわからぬまま母の葬儀を終えたアニーは、その夜自らの生まれ育った家で、身も凍るような恐怖の一夜を体験する。
…それは、彼女の〈家〉と〈家族〉をめぐる忌まわしい物語の幕開けだった! !
公式より。
様々なレビューやブログで怖いと評判だったので観てみたんですが、正直よくわかりませんでした。
内容が理解出来ないのではなく、
絶賛されている理由がよくわからない。
おおざっぱに言えば、人がいなくなる家の話なんですが、前半はオカルトホラー、後半はサイコホラーにシフトチェンジするという流れで、真相は確かに怖い。
でも、前半の出来事が後半で明かされる真相につながらないので、説得力がないような感じ。
真相が原因であることは間違いないんですが、それなら前半のオカルト現象は何がしたかったのかという疑問を感じてしまうんですよね。危険を知らせてくれているわけでもないし。
その反面、細かい部分についてはかなり練りこんであるようで、伏線の繋がりは緻密といっていいくらいに細かい。
そういうアンバランスさが絶賛に共感出来ない理由なのかもしれませんが。
残酷描写は直接描かれず、結果だけが描かれているので、痛いのがダメな人でも観れる作品になっています。
人によっては真相を見た瞬間、シュールさに吹くかも。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(どちらかというとジックリ恐怖を感じる映画)
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