都市伝説としてのひきこさんとは
名前だけは見聞きすることが意外とある割に、都市伝説の内容はよく知られていないひきこさん。
外見は【リング】シリーズの貞子や、【呪怨】の加耶子に近く、白い服を着た長い黒髪の女性で、ボロボロの人形のようなものを引きずっているというイメージ。
ただし、由来のせいか、同じ白い服でもボロボロなことが多いです。
その由来というのは、元々ひきこさんはいじめられっこであり、自分をいじめた対象としてこどもを捕らえては肉塊になるまで引きずり回すというもの。
つまり、人形と思われている引きずっているものは、捕まったこどものなれの果てということですね。
そんな残虐超人のような存在ですが、狙う対象が面白く、自分同様いじめられているこどもは襲いません。
それは割とよくあるパターンだと思うんですが、自分をいじめたこどもと同じ名前のこどもも襲わないんだそう。
どうやらいじめっ子に対してトラウマになっていて、襲うことができないということらしい。
ただ、これはあくまで同じ名前というだけで、違う名前のいじめっこはより狙われやすいようです。
また、他にも真逆の話があり、成績優秀でかわいかったため、妬みからいじめられたという話がある一方で、親に虐待を受けていたり、醜い顔という話も。
特に醜い顔に関しては、醜い自分の顔を見るのを嫌うため、鏡を嫌がるというパターンや、自分の顔を醜いか尋ねてきたら、「引っ張るぞ! 引っ張るぞ!」と叫ぶと逃げるなんていうパターンに影響を与えます。
そのため、元々はかわいかったのに、いじめで醜くなったという展開もあるようです。
他の都市伝説と違い、本名がほぼ統一されている珍しい存在でもあり、森妃姫子(もりひきこ)とされています。
単純にひきこという名前に対して、当時はひきこもりへのイメージもあったことから、ひきこ・もりとなり、森ひきこになっただけなんでしょうね。
映画版ひきこさん
ひきこさんをテーマにした映画。
知名度に対しては作られた映画が多い反面、まるでバーターで特別出演する俳優のような抱き合わせパターンが多い。
特にひきこさん VS 〇〇のパターンが多く、貞子のパチモノとも共演しています。