キューピーの館
岡山にある大量の人形が残されている廃墟。
さらに奥には三光天王を祀った妙教寺の流れを汲む寺があり、鳥居はその寺のものらしい。
寺なのに鳥居があるのは、最上稲荷が神仏習合の寺だからとのこと。
ただ、参道が山崩れで修復困難になり、稲荷山奥之院に移転されていて、少なくともこちらからのルートでは安全にはいけません。
キューピーの館と呼ばれる廃墟も鳥居の近くにあることを考えると無関係の建築物ではないでしょう。
妙教寺は水子供養や先祖供養を行っているため、おそらく廃墟となった建築物で人形を使って水子供養をしていたのだと思われます。
そう考えると、人形が大量にあったり、人名と金額を書かれているのも理解できます。
しかし、何らかの理由で移転の際に回収をされず、そのままにされてしまったので、心霊スポットと呼ばれるような状態になったんでしょう。
また、いまだに新しい人形が置かれていたりすることを考えると、噂を聞いて水子供養のつもりで置いていく人たちもいる様子。
ただ、すでに納められている人形のために供養にというならわからないでもないですが、新たに置いていっても供養はされないと思うんですけどね。
祀られている存在は移転しているわけだし、お経等もあげてはいないんでしょうから。
気持ちは置いているのかもしれませんが、ただ朽ちた場所に人形を置いていっただけですからね。
そんな変な想いであふれた場所と考えたら、変な現象があっても仕方がない気もします。
ここでは赤ん坊のような声や、小さなものが動くような音が聴こえるらしい。
実際、心霊現象抜きにしても、人形を置くのではなく、吊り下げてる時点で不気味だと思いますけどね。
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