ホワイトハウス
新潟県にある一家惨殺事件があったとされるホワイトハウス。
名前の通り、元は白い建物だったようですが、廃墟となった後、荒らされてしまい、落書きだらけになっています。
近隣住民の話では、会社経営をしている人物の別荘だったものが放置され、廃墟化したものとのこと。
荒らされぶりから見て、相当迷惑なのか、ホワイトハウスに向かうトンネルを抜けた辺りから先で近隣に住んでいるらしい男性に監視されたり、注意されたという出来事もよく見聞きします。
ちなみに別荘地となるくらいなので、交通機関がなく、車等の手段がないとたどりつけません。
近隣の駅から20kmくらいとのことなので歩いていけないこともなくはないですが、観光地ではないので宿泊施設もないですし、ホワイトハウス内に泊まろうとして近隣の人にでも通報されたら完全にアウトです。
そんな特殊な立地のせいか、いわくがなかなか日本にしては珍しい内容。
解離性同一症の娘を持った外交官が、転地療法のために越してきたのがホワイトハウス。
娘は格子のついた窓の部屋に隔離されていたが、症状が悪化した結果、父親である外交官の猟銃で家政婦と家族を殺し、行方不明になった。
家政婦は撃たれながらもなんとかトンネルまで逃げ延びたものの、そこで力尽きた。
そして、娘も自殺してしまったというのがメジャーな展開。
バリエーションとして娘が生きていて行方不明とされているとか、家政婦はトンネルで娘に殺されたり、そもそも一家惨殺はなく、娘が実は死んでいることを隠ぺいするために行方不明ということにされたとか様々。
ただ、このホワイトハウスのいわくのおもしろいところは、外交官の娘による一家惨殺に新聞等のソースがないのはともかく、会社経営者の別荘という方も真偽不明ということ。
ただの別荘にしては変な立地で、なんで窓に格子をつけてるのかがよくわからないため、一家惨殺ではないにしても、何か変な目的のための別荘なんじゃないかという疑問が湧きます。
噂となっている怪現象も娘がほとんどで、格子のある窓から娘と思われる女性が見えたり、ホワイトハウス、またはトンネルに娘の霊が現われるというものばかり。
殺された家族や家政婦が現われたという話はほとんど聞きません。
普通はこういった心霊スポットのいわくって、状況からイメージされた内容が語られていくうちに盛られていくものですが、格子窓だけでイメージされた話にしてはかなり凝った内容になっています。
実際は何があった場所なんでしょうね。
ホワイトハウス動画
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