坪野鉱泉
富山県魚津市坪野にある坪野鉱泉、坪野温泉と呼ばれる鉱泉ですが、心霊スポットとしては、付随して建てられた祝初施設のホテル坪野を指します。
鉱泉自体は枯れていませんが、ホテル自体は1982年に廃業していて、暴走族や不良のたまり場となっており、1990年3月には薬師堂が全焼するという事件まで発生しています。
さすがに現在では金属の塀で閉鎖され、立ち入り禁止になっているようです。
とはいえ、肝試しに訪れる人たちは絶えておらず、1996年には坪野鉱泉に肝試しにいくといっていた女性ふたりが行方不明なるという事件が起こっています。
この行方不明事件が坪野鉱泉を心霊スポットとして有名にしており、詳細を聞いても謎が多い不思議な事件。
女性たちが行方不明になった当時は、まだ週末になると暴走族が集会を開いていたらしく、乱暴をされたり、拉致された可能性を考えるくらいには治安が悪かった様子。
現在のようにGPS等で確認はできなかったようですが、そもそも坪野鉱泉にたどり着く前に行方不明になってたのではという情報も。
結局、当時は完全に消息不明と判断するしかなかったんですが、4年後の2000年に新潟で少女監禁事件が起こったことで再確認することになります。
すると、なぜかそれから14年も経った2014年に複数の目撃者がいるとの情報があり、特定した目撃者3人に聞き取りをしたところ、1996年におそらくナンパ目的で声をかけようとしたら、急バックで海に転落したと証言。
ナンパ目的や、声をかけたこと後の出来事という心理も働いたのか、怖くなって通報せずに立ち去ってしまったらしい。
その証言によって海底を探してみると、ふたりの乗っていたと思われる軽自動車を発見。
中には白骨化したふたり分の白骨もあり、所持品や鑑定の結果、行方不明のふたりという結論になりました。
不思議なのは以前にも海中を捜索しており、その際には見つからなかったということ。
盗んだふたりの車を後になって海に捨てたということも考えられはしますが、さすがに白骨化した死体を乗せたままとは考えられないので、実際に当時落ちていたんでしょう。
潮の流れで移動することも考えられなくはないですが、それくらいは考慮して探してるはず。
噂では発見した警察と母親に亡くなった女性の声が聞こえ、なぜか知らないはずの警察官の名前で語りかけてきたんだとか。
本当に不思議な事件です。
他にもプールでこどもが溺れ死んだとか、それが原因で経営が悪化して倒産するため、オーナーがボイラー室で首を吊ったという噂もありますが、そちらは真偽不明です。
もうひとつ真偽不明な噂として、現在のホテル坪野の敷地の所有者は暴力団関係者で、取引等に使われているというものがあります。
それが本当なら簡単に撮影許可が下りるとも思えず、勝手に入っているところを見つかったら、そちら方面のツテがないと、それこそ怖い目にあいそうです。
坪野鉱泉には無事帰るためのルールというのがいくつかあるんですが、自分の車ではいかないっていうのはそこから来てるんじゃないかと思ってしまいます。
冝保愛子が入るのを拒否したというアオリがよくありますが、あの人は拒否したところが結構あるので、参考程度に。
起こる怪異はせいぜい写真を撮ると何か映るくらいで、水辺が危ないと言われているものの、どう危ないのかはほぼ語られてないため不明です。
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