中国人墓地
北海道上川郡にある中国人墓地。
一般的には旭川中国人墓地と呼ばれていますが、正確には旭川ではありません。
この墓地は開拓時代に強制連行された中国人たちが埋められているという説明がされていますが、実際に中国人の墓がいっぱいあるわけではないようです。
訪れた人の話によると、中国人の墓は中央の一つだけだったとのこと。
その人が墓と言っているのも、中国人強制連行殉難烈士慰霊碑という石碑のことだと思われます。
とはいえ、強制連行がなかったというわけではなく、開拓時代は中国人に限らず、強制労働をさせられて、死んだら捨てるように葬られるというのが日常。
終戦直前の1944年には300人以上の外国人が強制労働を強いられ、80人以上が亡くなったんだそう。
前述の中国人強制連行殉難烈士慰霊碑は、その犠牲になった人たちを慰霊するために建てられたもので、2016年に建て直されたものです。
強制連行以外にも過酷な労働の代わりに賃金が高いため、出稼ぎにくる朝鮮人も少なくなかったんだとか。
夏場ならともかく、冬の北海道で防寒対策をせずに朝から晩まで働くとか、いくら賃金が高くても無茶だと思いますけどね。
そんな場所なので、怨みが蓄積されているイメージが強いのか、攻撃的な心霊現象の噂が多いようです。
有名なのが墓石の裏の文字を読むと死ぬというもの。
ただ、本当に中国人の墓石がなく、慰霊碑を墓石と考えた場合、結構な人数の死人が出てるはず。
そう考えると、墓石が日本人のものだとか、よくある都市伝説のように本来は存在しないものなのかもしれません。
一番有名なのが死の呪いですが、他にもやたらと霊に追いかけられたり、車の窓に多数の手形がつけられるという話が異様に多い。
ちょっと変わってると思うのが、車で訪れた場合、定員で行かないと空席に霊が乗ってくるという話。
詳しくは語られてないのでわかりませんが、空席に乗る霊がひとりとは言われていないので、空席分乗ってくるとしたら運転手以外霊とかもう地獄です。
墓に泣きついている少女の霊や、四つん這いで迫ってくる男の霊とか具体的な霊の話もあり、夜に訪れるのはおすすめできないスポット。
そもそも夜中に墓地に行くこと自体、避けた方がいいですしね。
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