とある西部の街に無数のゾンビが襲来。迎え撃つのはお互いを干渉しない荒くれ者のガンマンたちだったが、この未曾有の事態を機に結束し合い、ゾンビたちを残滅していく。
「キネマ旬報社」データベースより。
JVDのとりあえず、【ゾンビ・オブ・ザ・デッド】って名前付けましたシリーズの最終作になるんじゃないかと思われる作品。
メインは西部を舞台に
ゾンビを率いての兄弟喧嘩
をする話で、それ以上でもそれ以下でもありません。
ツッコミどころは満載な割に、突っ込まずに見ていると、案外ストーリーとしてはありなのかなと思えてきてしまうから不思議です。いや、ダメですが。
アイパッチをした男が『不老不死の薬』を売ると完売。しかし、それは不老不死になれる代わりに、異常なまでの食欲に襲われるというものらしい。
そんなものだとは知らない住人たちは薬を飲みまくります。
それと同時進行で、森からゾンビ軍団が現われて、町へとなだれ込んできます。
実は森から現われたゾンビはアイパッチの男の兄の軍団で、アイパッチは兄を妬んで、町の住人をゾンビ化して、自分の軍団にしようとしているということらしい。
当然、アイパッチの男は兄のゾンビ軍団を迎撃するために、異常食欲の持ち主となった住人たちに食糧確保のためだと言ってけしかけます。
住人たちもノリノリで、兄のゾンビ軍団と戦うというか、食べ始めます。
ちなみに便宜上ゾンビと書いていますが、実際には不老不死になった副作用で、異常食欲となった人間です。
そんな実は人間同士の阿鼻叫喚な状況ですが、実は主人公はゾンビたちでなく、若者と、悪徳保安官の娘だったりします。
しかも、この若者、かわいそうなことに相手は不老不死で、自分はただの人間なのに、深夜の決闘をやらされたりするんですよね。
結局、オチも煮え切らない感じなので、相変わらずのJVDのホラーだなという感じでした。
オススメ度(10段階)……★★★
(【ゾンビ・オブ・ザ・デッド】シリーズは、吹き替えで観てください)
ゾンビ・オブ・ザ・デッド 夕陽の決闘 [DVD]
コメント