【幽霊より怖い話 VOL.2】
『60分の恐怖』
同窓会を早抜けした投稿者の携帯に「オマエヲ呪ッタ。」というメールが届く。
その後もメールが謎の数字とともに送られてきて、その度に身の危険を意識させる出来事が起きるという話。
タイトル通り、60分がカウントダウンされていくメールですが、差出人不明で誰が送ってきているのかというのがキモ。
ちょくちょく思い込みっぽい部分があるのと、そんな簡単に呪いを信じるかって印象を受けましたが、それなりに怖い。
心霊ホラーではないので、誰かしら犯人がいるということなんですが、あくまで推測レベル。
結局、思い込みなんだか、実際にそうなんだかわからないので、余計に追いつめられる気がします。
『子供のいたずら』
夫と団地に引っ越してきた妊婦を襲う恐怖。
食材や鍋に虫が入っていたり、徘徊老人が家の扉に頭突きしてくる等、おかしな出来事が続いていたある日、徘徊老人をおもちゃにしている子供たちを見かけます。
普段は老人の面倒を見る良い子の振りをしていますが、妊婦に嫌がらせのようなイタズラをしているのは彼らで、注意した妊婦を脅し始める始末。
凄んでみせますが、実際のところ、ここまで追い込んで来られたら、自分ならリーダーの子供を団地から突き落とすと思います。
リーダーの少年の暴力に謝るところを見る限りでは、あとのふたりはそれを知れば従うとしか思えませんし。
多分、見た人のほとんどが似たような感想を抱くんじゃないでしょうか。それくらい
子供たちの言動にはイライラ
させられます。
もっとも、演技はおそろしく下手でした。
ただ、この話には別解釈する人もいて、実は子供たちなんていなくって、妊婦が妊娠中毒で思い込んでいるだけという説も。
だから、虫を入れるタイミングがないのに魔法のように袋に入っていたり、夫が見るといなかったり。ラストで子供がいないというのも根拠にしているみたいです。
ただ、ラストの子供に関しては、単に引っ越して別の地域にいる可能性もあるので、あんまり根拠にならない気がします。
『昨夜の出来事』
バーを経営する男性が美女と酒を飲み交わした翌朝目が覚めると、何故か全身血まみれ。
謎の電話がかかってきては、殺さないでと懇願してくるし、バスルームには謎の肉塊。
昨夜の記憶は曖昧で、肝心なことは何もわからない。これが【ハングオーバー!】のようなコメディだったら良かったんですけどね。
結局、証拠隠滅を図るんですが、なんか吹っ切れたのか、普通に頑張ったご様子。
ただ、この話に関しては意味がわかりませんでした。肉塊は美女ではなく、別の男性っぽいんですが、なんで回りくどいことをしているのかがよくわかりません。
確かに置かれたら嫌な状況なんですが、ストーリーがよくわからないので、怖い話なのか。何なのかという印象でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(どうやらこのシリーズ全般的にわかりにくい話が多いようです)
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