【トリハダ -劇場版-】

トリハダ レビュー
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第一話『見えざるものの中にある真理』

深夜、トランクルームに荷物を預けにいった木南晴夏は、斜め向かいのトランクルームを利用している男と遭遇する。

家の鍵をトランクルームに忘れた木南がトランクルームに戻ると、再び男と遭遇。

次の日、その男がトランクルームに向かうのを見かけ、気になった木南が様子をうかがうと、男は木南のトランクルームを開けようとしていた。

最近、女性が行方不明になっている事件も起きており、木南は鉄パイプを持って、男へと近づいていくという展開。

正直、どっちもどっちで怖いです。ブツブツ言いながら他人のトランクルームを開ける男も怖いし、鉄パイプを持って危ない男に近づこうと思う女も怖いと思います。

もっとも、いまだに血がしたたっている死体がいくつもあることが一番怖いですけどね。

第二話『異常な愛情と執念の6日間』

宅配便の不在通知があったという家に再配達に行った古川雄輝。

そこは【トリハダ】シリーズでおなじみとなった笹野鈴々音の家。

それ以来、携帯に笹野からの電話がかかってくるようになり、コインランドリーで遭遇したり、勝手に洗濯物をいじられたりするように。

しかも、行動は段々エスカレートし、古川は追いつめられていくのだった。

もう笹野鈴々音は完全に人間から離れていっている気がします。体型のアンバランスさも手伝って、表情が微妙に不安な気持ちにさせるという特殊なキャラクターを取得したと言っていいかもしれません。

日常で深夜に遭遇したら、変な悲鳴をあげてしまうかも。

そんな笹野に追われる6日間のオチは、さすがに古川が可哀想でした。

ちなみにこの話に出てくるコインランドリーは、【トリハダ4(TV版)】の谷村パート、【トリハダ -劇場版2-】に出てくるコインランドリーと同じコインランドリーです。

第三話『好奇心から生まれる想像と漆黒』

夜、バスで前に乗った女子高生入来茉里の携帯電話のメールが目に入った野間口徹。

ついつい好奇心でメールを覗いていると、だんだん内容がきな臭くなってくる。

入来の本性が怖いというのはあるけど、メールの相手の外見が怖いという印象の方が強過ぎて、精神的にはあんまり怖くない気がします。

むしろ、同じバスに乗り込んだ後、なんで離れた場所に座ってメールしてるのかという不自然さの方にひっかかりを感じるかも。

第四話『理想と現実の相違から訪れる闇』

つきあっている男に飽きると別れを切り出す佐津川愛美。引っ越してきたばかりのマンションで、隣の住人を名乗る帽子の男が毎晩シチューをおすそわけに来るように。

最初は気味悪がっていた佐津川だったが、男が帽子をとると爽やかそうな好青年で、洋食屋で働いているためとのことだったので、シチューを受け取る。

好みのタイプらしく、男のことを思い出しながら、シチューを食べる佐津川。翌日、隣の部屋から出てきた女性に声を掛けるのだが……。

これは怖いかもしれない。男の動機がわからない気持ち悪さもありますが、佐津川はなんで思い立ったのかという疑問が残る話。

それにしても、常連化した佐津川愛美ですが、あまりにもゲスい役が多過ぎて、イメージダウンにならなかったんですかね。

誰のものだったかは、次の谷村パートでわかります、

第五話『自身に降りかかった悪夢と結末の相違』

石橋杏奈が仕事から帰ると、服のポケットに丸めた髪が入っているのに気付く。開いてみると、「30」という数字が。

しかも、それはその後も続き、カウントダウンのように数字が減っていく。

どんなに気を付けていても、そのメモはポケットに入っていて、しまいにはマンションのポスト、家の中に置いてあるというところまで。

いよいよ数字が1となった石橋は同僚に家に来てもらうのだが……。

これ、オカルト的なものでなかったら、なんなのかと思うんですよね。どんなに気を付けていても、服のポケットに入ってるとか。

玄関の鍵を開けて入ってるのに、家の中に置いてあるとか。人間の仕業だったとしたら、神業過ぎると思います。

正直、タイトルとは矛盾しますが、オチを含めて考えても、石橋が二重人格なんじゃないかと疑わざるを得ません。

第六話『誘惑と疑念の葛藤と脅迫』

専業主婦の白羽ゆりは、毎週金曜日に限って帰りが遅い夫に浮気をしたら殺すと言いつつも、それ以上追及することはなかった。

そんなやりとりをして夫を送り出したある日、ライフコンサルタントを名乗るキタガワという女からしつこく電話がかかってくる。

やたらと個人情報に詳しく、不審に思った白羽はセールスだと思ったが、執拗に電話をかけてくる上、電話の口調もとてもセールスとは思えない。

鼻で笑うような言動をとったり、何かを売りつけるといったこともないという。

そうなるとかえって気味が悪いため、白羽はキレ気味に話を聞くと、キタガワという女は白羽の夫のスケジュールや、夫が死ぬことを告げてきます。

わけがわからない白羽が問い詰めると、キタガワが夫を殺せば保険金の1億が手に入るのだから、白羽にも悪い話ではないとまで言ってくるのだった……。

白羽がどうするのかが肝となる話なわけですが、この夫が実は谷村が主役のサイドストーリーに出ている上司で、谷村の不倫相手だったりします。

そして、キタガワの正体は谷村で、サイドストーリーと絡み合ってきます。

で、サイドストーリーの方は、家電メーカーのコールセンターで働く谷村が、ある特定のおばさんのクレームに苦しめられる話。

しかも、その罵詈雑言を浴びせかけてくるおばさんが、いつも話しかけてくる隣の人の良さそうなおばさんで……という展開。

このサイドストーリーと第六話『誘惑と疑念の葛藤と脅迫』が絡み合って、ラストを締めくくるという形になります。

正直、この2つのストーリーに関しては、追いつめられた人間の怖さよりも、谷村の置かれた状況というか、存在意義に疑問を持たされてしまう辺りが本当に可哀想なんですよね。

劇場版はTV版に比べたら、話同士や、TV版とのつながりがある分、よく出来てると思う反面、

人間の怖さではなく、卑しさが前面に

出されてる印象を受けました。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(残念ながら谷村の出演はこれでラストのようです。)


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