【ザ・ケイヴ】
カザフスタンのキジルクム砂漠の一部に存在する巨大な洞穴。
今、8人の男女が未知の洞穴探索の目的でその地へやって来た。
だが縦穴から内部に進入した直後、ガイドの一人が何者かによって惨殺され、しかも唯一の脱出口である縦穴は巨大な石で塞がれてしまった。
パニックになりながらも、生存を賭けて地下迷宮を進むことにする一行だが、一人また一人と殺害されていく。いったい地下に潜む怪物の正体とは…?
シネマトゥデイより。
閉じ込められた洞窟からの脱出もの。
脱出系を推理カテゴリーに入れている関係上、推理カテゴリーに分類していますが、頭は全然使いません。
8人で未知の洞窟に探索に入った一行。
ひとりを残して、地下洞窟に降り、探索を始めます。
気がつけば、最後尾のひとりがいなくなっていて、見つけたら死にかけ。
助けを呼ぶため、残ったひとりに声を掛けるも、降りるのに使ったロープは切られていて、残ったひとりは残酷な死体となって落下してきます。
その上、入ってきた入口を巨大な石で塞がれて、別の出口を探す羽目に。
暗闇で何が起きているのかよくわからないまま、話は進んでいき、ひとり、またひとりと殺されていきます。
もう
最後尾になったら死亡
の勢いです。
序盤で落とされた死体は何度も映像を使うので頑張ったようですが、あとはもう何が起きたかよくわからないまま、血まみれになるだけなので、見どころというほどのシーンもありません。
真っ暗にするための設定として、洞窟の壁の一部が磁力を持っていて、電池の消耗を速めるというのは面白いと思いますけどね。
あとは黒人が過去のことでトラウマを抱えてるんですが、白人がまた見殺しにしたのかと責め立てます。
過去の方はしょうがないとしても、現在進行形の話に関しては、どう考えたって助けになんて入れません。
というか、責めてる側は黒人より先に逃げてるわけで、それで責めるのは酷い話です。
一行を殺していたものの正体は面白いとは思うけど、リアルさはないなという正体。
そして、ラストにいたっては後味がえらい悪いラストになってます。
クライマックスからラストへの場面遷移は、なんでラストの状況になったのかわからなかったし。
洞窟からの脱出系に良い作品が少ないとはいえ、正直退屈しのぎにもならないかも。
オススメ度(10段階)……★★★
(何も考えずに観れるという意味では良いですが、画面が暗く、フラッシュがきついので、結局ダメ映画というオチ)
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