【パラノーマル・アクティビティ/呪いの印】
カリフォルニア州オックスフォード。
そこに暮らす至って普通の青年ジェシー(アンドリュー・ジェイコブス)は、高校卒業と同時に18歳の誕生日を迎えた。
だが、その日に彼は何者にかみつかれたような歯型の印が左腕にあるのに気付く。
やがて、彼の周りで理解不能な現象が頻発し始め、その映像を記録することに。
次第に現象はエスカレートしていき、ついに予想だにしない事態が起きてしまう。
シネマトゥデイより。
いきなりDVDリリースされたのを見て、いつ映画館でやっていたのか気づかないとか、また便乗かと思ったら、正統な続編でした。
今回はオックスフォードを舞台にして、3人の若者たちからスタートします。高校を卒業して、カメラを入手したジェシーは、いろんなものを撮影しているうちに、近所のおかしな女が儀式をしているのを知る。
で、その女が殺されるんですが、容疑者はジェシーたちの顔見知りで、逃亡中にジェシーに謎な事を伝えたかと思うと、不審な死に方をします。
そこから先は、まるで【クロニクル】のようにジェシーが謎の能力に目覚めるんですが、徐々に様子がおかしくなっていくという流れ。
【パラノーマル・アクティビティ】シリーズの雰囲気を残したまま、
【クロニクル】をパロってるのか
という感じ。
ただ、いままで通り、投稿系作品のような手法をとっているもの、不必要なP.O.V.であり、定点カメラも意味をなさないため、迷走している感は否めません。
シリーズとして続けるために、無理やり投稿系作品のような演出をしているような印象。
ネットでのレビューを見てみると、解決しないことに疑問を持つ人たちが結構いるんですが、この作品って事象の原因や真相を説明することはあっても、解決することはないんじゃないかと思います。
ちなみにいままでのシリーズとの関連もしっかりとあり、後付けではありますが、登場人物とのつながりも。1作目の誰かさんたちも登場してます。
もっとも、そのせいでカオスな展開になってしまっていて、シリーズを観ていないと、いきなり誰だかわからない人物の登場や、まったく意味がわからないという状況に陥ります。
被害者のはずがいつの間にか加害者になっていく作品が好きな人にはおすすめですが、投稿系作品が好きな人にはあまり勧められなくなった作品でした。
この作品って、協力者たちの立場がなさ過ぎるので、助かる気が全然しないんですよね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(シリーズとして考えず、B級ホラーとしては割と良く出来ているんじゃないかと。)
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