ゲーム会社でバイトをしている菊島奈美(奥菜恵)は、突然現れた弁護士から、本当の父親が別にいて、その父が亡くなり遺産を受け取ることになることを告げられる。
奈美は自分のルーツを知るため、元恋人のゲーム会社社長の松平公平(斉藤陽一郎)と共に亡父の屋敷へと向かう。
そこは、深い山中うっそうと茂った弟切草に覆われた洋館。そこでふたりが見たものは……。
allcinema ONLINEより。
いまから約20年前の1992年に発売されたSFC用ソフトで、選んだ選択肢やプレイ回数等によって展開が変わるサウンドノベルゲームを映画化。
と、思われがちですが、実は
ノベライズの映画化
だったりします。基本的にはゲームと一緒ですが、超常現象は一切削られています。
そのため、ホラーというよりはサスペンス的な要素の方が色濃く出ています。
前半は時代を先取りしすぎたPOVのように撮られていますが、いつの間にか普通の視点にもどっていたりと、作りがちょっと雑な感じ。
そして、結末もいきなり出てきた〇〇が説明的なセリフを言って、無茶振りする始末。
全体的に雰囲気はあって面白いんですが、最後にすべて放り投げちゃってます。
本当に【SHINOBI】と同じ監督とは思えません。
また、エンディングがちょっと独特な作りになっていて、どんでん返しに驚く人と、意味がわからなくなる人にわかれてしまい、一般的な評価が分かれる原因になっています。
オススメ度(10段階)……★★★
(雰囲気だけは良い。でも、作品としては駄作)
コメント