【オープン・ウォーター 第3の恐怖】

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地中海にヨットでクルージングに出かけた7人の若者たちが沖合で水泳を楽しんでいる最中、ヨットのラダーが脱落し、目の前のヨットに上がれなくなってしまう。恐怖に駆られ、憎悪をぶつけ合い、一人また一人と海へ消えてゆく。そんな中、小舟がヨットに近づいてきた。だがそれは、新たな恐怖の始まりだった─。

「Oricon」データベースより。

これも【オープン・ウォーター】の続編ではありません。というか、『第3の恐怖』って前2つの恐怖はなんだったのか謎で堪りません。

そんなわけで便乗タイトルみたいなものですが、観始めると困惑します。

【オープン・ウォーター2】と大筋一緒。

セットするディスク間違えたかと思っちゃいました。もちろん、人物設定やイベントは違いますが、やってることに変わりがない。バカ集団が跳び込んだら、梯子下りてないという話。どうやら元ネタが同じなんでしょうね。

本作では跳び込もうとした瞬間、先に海に入っていた奴が、「梯子を下ろせ!」と叫ぶ分マシですが、結局、跳び込み終了です。

また、船にひとり残っていたんですが、そんなバカなという状況で、さらに状況を悪化させる始末。

ただ、そこで揉めあうまでは一緒ですが、切り口が違う様子。ボートというか、うさんくさい船に助けられ、自分たちの船に戻れるんですが、助かったことに調子に乗ったのか、助けてくれた黒人と揉めるハメに。

説明はないですが、どうやら黒人は密入国者で人を呼ばれると困るので必死。若者たちは仲間が死にそうなので、連絡をしたいという状況。

観ている側としては、生命を助けてもらってんだから、折衷案で港に速攻戻って、黒人を下ろして、病院に行けばいいのにって思います。

あらすじだと、殺人鬼たちの船に助けられるような印象を受けますが、どっちも必死というだけなので、船のオーナーの性格が柔和なら起こらなかったんじゃないかと。

正直、怖いと言うよりは、ちょっとしたスリラー程度だし、黒人の言動が理解出来ないと、わがままオーナーVS頭がおかしな黒人というわけのわからない作品に見えるかもしれません。

実際、当事者だと相手のことがわからないんでしょうね。話が落ち着いた後、黒人は根っから悪い悪党ではないことが提示されるんですが、もう事が済んでいるので釈明にもなってません。

ラストシーンで黒人と、ある人物が対面することになるんですが、お互いの何とも言えない表情がすごく印象深い映画でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(公式のあらすじはミスリードだと思う)

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レビュー
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