【呪怨】

呪怨/THE GRUDGE レビュー
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ある日、介護ボランティアをする女子大生の仁科理佳は、寝たきりの老婆・徳永幸枝の様子を見るためその家を訪れた。

理佳は何か不気味な雰囲気を感じつつも家の中へと入っていく。

悪臭が漂い物が散乱する中を進み、一階の薄暗い部屋で幸枝を発見する理佳だったが…。

数日前、幸枝の息子・勝也が帰宅すると妻が倒れていた。

この家に引っ越して以来、一家は不吉なことに見舞われ続けていた。

やがて勝也の妹・仁美が不審に思いこの家にやって来るが、どこか様子のおかしい勝也に門前払いされてしまう。

これを機に、仁美にも不吉なことが憑きまとうようになり…。

シネマトゥデイより。

今回は説明の都合上、ネタバレありです。

仕切り直しではあるものの、【呪怨(Vシネ版)】の続編。【呪怨2(Vシネ版)】の最後のチャプターで声だけ登場する女子高生たちは行方不明になっています。

ただ、相変わらず

チャプターの順序と時系列がバラバラ

なので、そのままの順番で起きていることが描かれていると思ったら、違和感を感じるんじゃないかと。

大まかな流れとしては、徳永家が呪われた家に転居、夫妻が襲われた後に奥菜恵演じるボランティアの仁科理佳が訪問、徳永勝也の妹仁美が襲われます。

妹の仁美を演じているのは伊東美咲なんですが、意外と気づいていない人が多いみたいですね。

その後、ふたりの刑事が徳永夫妻、仁美の事件を追って、佐伯家の事件に関わった唯一の生き残りである遠山という男に話を聞きに行くんですが、その際にいる娘があとで出てくる女子高生のいづみで、ネタバレになりますが、前述の女子高生たちと同級生です。、

ただ、時系列がメチャクチャなことを理解していないと、ここが結びつきにくいと思います。

遠山を演じているのが、テレビドラマ【HERO】で、「あるよ」と答えるマスターで有名な田中要次なんですが、彼は呪いをなんとかしようと頑張ったものの、やっぱり打ち勝てません。

その話のあと、いづみの話が展開するんですが、遠山は遺影で、母親は憔悴しきった感じになっています。

実は遠山が死んでから5年も経過しているんですが、理佳と友人の真理子がレストラン行ったりしてるのは、遠山のストーリーの半年後の出来事です。ふたりの刑事が行方不明になってから考えると、なんとほぼ1年後だったりします。

いづみたちが肝試しに呪われた家に入ったのが【呪怨2(Vシネ版)】のラストチャプターなので、遠山と理佳たちのストーリーは、【呪怨2(Vシネ版)】の鈴木信之のストーリーと、【呪怨2(Vシネ版)】のラストチャプターの間の時系列ということになります。

しかし、映画では時系列ではなく、全体の流れで作られているため、メインストーリーの理佳の話がラストになっています。

この時系列、普通に映画観ててもわからないような気がしますけどね。

いま考えると、チョイ役にベテランがいるという結構渋い感じのキャスティングと、ラストに明かされる真実が素直に面白いと思います。

あと、わかりにくいかもしれませんが、なんで伽椰子が階段を降りてくるのかが描かれているので、そこはちょっと興味深いかも。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(時系列に関しては怖さには影響しないので、気にならない人には問題ないでしょう)


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