【呪ギャル ~芸能怨霊伝説~】

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芸能界でのスクープを追う写真週刊誌記者の夏目大一朗。

今回のターゲットは、若者たちからのカリスマ的な人気を誇るギャルアイドルユニット『リキッドドールズ』のマキとモエ。

夏目たちはスクープ映像を求め、男性アイドルとの密会現場をおさえるべく尾行する。

すると、撮れたのは、次々と男たちを呪い殺していくマキとモエの姿だった!?

〝ドローン〟での極秘撮影やアイドル二人組の密会呪殺現場とは!?

不思議な殺しの力を得ることができる〝呪いのネイルアート〟とは!?

芸能界の闇が、怨霊の力を得たギャルアイドルユニットによって暴かれる!!

公式より。

気にはなっていたものの、新作とセットで借りるのは厳しいと思っていたら、DMM.comで期間限定無料配信していたので視聴。

監督の夏目大一朗が週刊誌記者として出演、呪殺について取材するという作品。

もともとゴシップ写真週刊誌なので、アイドルユニットがやりまくっているという噂を検証しようとしていて、呪殺の現場に遭遇するんですが、もう漫画みたいです。

住宅街にある公園で相手を殺すという雑さ。

そりゃあ、夏目大一朗じゃなくても目撃します。むしろ、いままでよく目撃されなかったものです。

CG感溢れる霊はともかく、公園の樹木にあんなにお札が貼ってあったら通報されない方がおかしいし。

その後、熱血漢というべきなのか、殺された男が所属しているグループのファンでもある後輩の暴走&脅迫のせいで、マキとモエを取材するハメになる夏目。

序盤の傍若無人キャラはなんだったんでしょう。

【戦慄怪奇ファイル コワすぎ!】シリーズの工藤仁といい、

弱い相手にはやたらとキレるのに、霊とか出てくるとヘタレになる

のが笑えます。

納得したら呪殺の現場を映した映像を消すことを条件に取材を受け入れるマキとモエ。

殺してしまえば済む話なんですが、必要のない殺しはしたくない様子。何度も邪魔したら殺すという割には脅すだけで実害はほとんど与えてきません。

最終的にはグループの生き残りを助けるために直接接触して助けようとまでするんですが、マキとモエの方が上手。

オチとなるクライマックスのやりとりは、予想の範囲内なので驚きはないんですが、登場人物の言動で大爆笑させていただきました。

映像的にはゴアシーンと呼べるものもなく、邦画ならこんなものだよなと思う反面、ちゃんと伏線が張ってあったり、最後のオチとかはなかなか面白かったので、意外と楽しめると思います。

そういえば、実話ナックルズの元編集長だった久田将義が事情通として登場するんですが、超常現象が起きて、夏目たちがあたふたしている中、超冷静に対処していてるのが妙にかっこいいです。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(邦画B級ホラーの平均よりは面白いです。CGがショボいのはご愛嬌。)


呪ギャル ~芸能怨霊伝説~ [DVD]

レビュー
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