横山由佳(土屋太鳳)は、総勢10名の拉致された高校生たちが競い合う人狼ゲームで人狼のカードを与えられる。
彼女に課せられた使命は、気付かれることなくほかの村人役の男女の命を一人ずつ奪っていくことだった。
狂気の沙汰としか思えない状況下で、由佳は内心で笑いながら自分の役柄を全うする。
シネマトゥデイより。
一応、前作【人狼ゲーム】とは別施設で行われていますが、主催者は同一らしいゲームを描いた作品。
前作では人狼が誰だかわからないまま、ゲームが進んでいくというサバイバルサスペンスでしたが、本作は人狼側に焦点を当てて描いたスリラーになっています。
そのため、人狼が誰なのかを推理しながら楽しむという見方は出来ません。
ただ、逆に人狼が誰なのかわかっているのに、意味不明な言動をとるプレイヤーがいるので、わけがわからなくなりますけどね。
今回からゲームの要素に、前回の途中から加わった占い師の他に、用心棒と共有者が加わっています。
占い師は1日に1回、対象のプレイヤーが人狼か村人かを占え、用心棒は自分以外の誰かひとりを人狼の襲撃から守ることが出来るというもの。
共有者はお互いが村人だとわかっている人たちです。
実際のゲームには、他にも妖狐や狂人等がいて、さらにゲームを難解にしているんですが、この映画の状況には向いていないので、あえて入れなかったんでしょうね。
とりあえず、前作の【人狼ゲーム】と本作【人狼ゲーム ビーストサイド】を見れば、ゲームの流れは理解出来ると思うので、オンラインでゲームをする前に見る入門としてはいいんじゃないでしょうか。
いわゆるアイドルホラーのようなイメージを受けた上での鑑賞になるので、意外と真面目な作りで驚くんですが、それでもB級の域を出ないでしょう。
というか、
土屋太鳳のロッケンローラー振りがすべてをぶち壊してくれます。
ラストも予想できるので、正直言って驚きはないですし、こんなものかなという印象。
【人狼ゲーム】と続けて観た方が楽しめると思います。。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(個人的には美海役の森川葵を推したいです。)
人狼ゲーム ビーストサイド プレミアム・エディション [DVD]
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