高校卒業を控えたクインは、亡くなったばかりの母の死から立ち直れずにいた。
そして、あの世の母との交信を求めて霊能者のエリーズを訪ねる。
しかしエリーズは、この仕事から足を洗ったからと一旦は依頼を断るが、最終的にはクインに同情して亡き母との交信を試みる。
ところが、クインが母親ではなく邪悪な霊に取り憑かれていることに気づき、交信を中断してしまう。
allcinema ONLINEより。
【インシディアス】、【インシディアス 第2章】の前日譚に当たるストーリー。
ある事情から霊能者としての仕事を引退していたエリーズが復帰した経緯を描いています。
基本的にジェームズ・ワンの監督作品って洋画にしては珍しく、精神的にゾッとする演出が多いんですが、本作はそれほど怖くない気がします。
怖いと言えば怖いんですが、
エリーズの言動がコントみたい
なので、そちらの印象の方が強いんですよね。
遠くから訪ねてきたクインを不憫に思ったのか、話を聞いてるうちに霊と会話をすることにしたり。
そのクインが襲われて父親が来た際も、もう無理と言いつつ、娘と話だけでもと言われて承諾。結局、あちらの世界に行くことになったり。
それでもうやれないと言いながら、霊能力者仲間に説得され、3度目の挑戦するとか、頼まれたら断れなさ過ぎるにもほどがあります。
霊との戦いにしても、あんたなんか怖くないとか、私の方が生きてるから強いとか言いながら、驚いて逃げるパターンばっかりだし。
やる気出して、あちらの世界で物理攻撃するパターンもありますが。
ストーリーとしては一応つながっていますが、どちらかというと、エリーズのスピンオフと思って見た方がいいかもしれません。
逆に言えば、前2作を見ていなくても問題ないので、そういう意味では良いのかも。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(あんまり怖くないホラーを見たいならおすすめです。)
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