母親の殺害事件後、幼くしてアメリカに養子に出されたマリー。40年後、事件の真相を探るために母国・ロシアを訪れた彼女は、昔生き別れとなった双子の弟と再会し…。
「Oricon」データベースより。
良作という評判の多いホラー作品。ライオンズ・ゲートとFILMAX製作なので、確かに平均レベルよりは上な怖さ。
ただ、評判ほどかと言われると微妙な気もします。
多分、これのレビューを良作と書いている人たちって、
最後まで観れた人
だと思うんですよね。評価の度合いは最後まで観れるかどうかにかかってると思います。
弟のニコライの勘の良さ、姉で主人公のマリーの適応能力は異常。
自分の死後の姿を映したと思われる生霊に銃を向けておきながら、試しに足を撃つとかニコライの慎重さは凄まじい。
普通、自分の姿とはいえ、ゾンビのような姿の相手にそんな余裕はありません。
マリーはマリーで何かがあった直後は騒ぎますが、普通のホラーのようにわめきながら逃げ回るとかほとんどしません。
ちょっとすれば元通りです。精神的に強過ぎます。それに伴う設定とか特にありません。
さすがに唯一の助けでああろうニコライが消えた穴がなくなったのに、すぐ立ち直ったのにはドン引きです。
被害者となるばきふたりがこんな調子で、よくあるホラーのように同行者が何人もいて、ひとりひとり殺されていくなんてこともありません。
そんな調子なので、謎が提示されていくだけの前半は意味がわからず、面白くもなんともない状況が続きます。
ラストまでには大体の話がつながり、意味がわかるので悪くはないです。
映像や雰囲気を含め、現在のような変にクリアな映像じゃない分、怖さが増していて、そこはいい感じです。
でも、個人的には色々と疑問が残ったこともあり、他のレビューほどの高評価にはなりませんでした。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(こういう生霊が出てくると、それ以外の方法では死なないと認識してしまいます)
《関連リンク》
コメント
やだなんなる偶然……っ!
わたしもついこの間見たぜ~超見たぜ~
これは雰囲気映画でしたな。
>ら氏さん
コメントありがとう。
まさか、こんなのが被るとはw