【キャプティビティ】

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トップモデルのジェニファー(エリシャ・カスバート)は、ある日、何者かに誘拐され、見知らぬ場所で目を覚ます。彼女はなんとかしてその密室から逃れようと天井の通気口から脱出を試みるが失敗し、薬物を注射され意識を失う。再び意識を取り戻した彼女は、ガラスの隙間から隣の部屋にゲリー(ダニエル・ギリーズ)という男がいることを知る。

シネマトゥデイより。

惜しいような、惜しくないような……シチュエーションや展開は怖いと思うんですが、何故かそれがうまく伝わって来ないサスペンスホラー。

主演は【24-TWENTY FOUR-】で、ジャック・バウアーの娘を演じたエリシャ・カスバート。

いかにもティーンっぽい風貌だったのが、グラマラスなセクシー女優っぽくなりましたが、最後の映画出演は、アメリカですらDVDスルーになった【猟奇的な彼女 in NY】だったりします。

ちなみに、この【キャプティビティ】でゴールデンラズベリー賞最低女優賞にノミネートされてます。まあ、その辺が前述のうまく伝わって来ない原因かもしれませんが。

なんにせよ、面白さとは関係なく、こんなにイライラさせられる映画と言うのも珍しい。なにしろ、ジェニファーがラりされた後の展開は、脱出を試みる→失敗して、眠らされる→拷問にかけられる→嘘だよ~ん、ビビった?の繰り返し。

なんだ、この

嘘だよ~ん、ビビった?

って。実際にこんな発言はないですが、やってることはそんな感じ。ビビらせて、その反応を楽しんでいるとのことですが、凄いバカにされてる気分になります。

方法によっては、騙すも何もいま死んだだろっていうのまであるんですが、それで騙しと言われても不条理だろと思います。

拷問が実際に行われていれば、本当にホラーだったんでしょうけど、それだと同じ人物が脱出しようとする内容にならないってことなのかもしれないけど。

警察が頑張って、監禁場所に近づいてきた辺りからは、脱出よりもサスペンス的な真相追及がメインに。観ている人たちはこの時点で真相を知っているので、駆け引きを描いたスリラーといった方がいいかもしれません。

ラストは酷評されてますが、ストーリーを考えると、そうなるだろうなって思うので、理屈的には間違ってないと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(それなりに怖いし、それなりに驚く展開。)

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レビュー
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