【ハッピー・デス・デイ 2U】

ハッピー・デス・デイ レビュー
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ハッピー・デス・デイ 2U ブルーレイ+DVD [Blu-ray]

何者かに殺される誕生日を繰り返すタイムループから抜け出したツリー(ジェシカ・ロース)は、恋人のカーター(イズラエル・ブルサード)と楽しく過ごすつもりだった。

ところが彼のルームメイトのライアン(ファイ・ヴ)が殺人鬼に狙われるタイムループに陥り、理工学部で学ぶライアンたちが開発した量子冷却装置(SISSY)が原因だと判明する。

彼らは研究室に行き、そこで装置から放たれたビームをツリーが浴びてしまう。

シネマトゥデイより。

殺される度にループを繰り返すサスペンスホラーの続編。

今回はややネタバレあります。

前作で毎朝ツリーをお持ち帰りして、自分のベッドを奪われたライアンが主役と思わせるオープニング。

普通の作品なら上映時期に合わせて1年とか経過してるものですが、なんと翌日。

ループのことを知らないライアンは殺されては目が覚める状況に戸惑うハメに。

カーターとツリーに相談するんですが、ツリーの時と違って、経験済みのツリーは協力的です。

しかし、前作のベイビーフェイスをつけた犯人は捕まっているし、動機を考えると、ライアンを殺す意味がわかりません。

また、その話の過程で、ループが起こった原因が、どうやらライアンたちの実験にあるらしいことに気づきます。

なんとかライアンを守り、ベイビーフェイスを捕らえた3人は、ライアンたちの研究室でマスクを剥がすんですが、その正体はあまりにも予想外の人物でした。

その人物の目的もループを閉じることでしたが、導き出した方法がライアンを殺すことだったらしい。

死にたくないライアンがマシンを起動すると、その場にいた人々を衝撃波で吹き飛ばします。

そして、ツリーが目覚めると、そこは抜け出したはずの昨日だった……という展開。

主人公変わったのかなと思わせておいて、やっぱりツリーが主人公っていうのは新鮮味があって面白い。

そこから先の展開も、前作の繰り返しと思わせておいて、実は状況が違うというのが良い。

いわゆるツリーが飛ばされた上にループしているのはパラレルワールドなんですが、

人間関係まで変わっています。

いるはずの場所にいない人物や、付きあっている相手が変わっていたり、前作の犯人が殺しに来ないとか。

過去にも【ひぐらしのなく頃に】とか、ループごとに人間関係がリセットされる作品がないわけじゃないですが、犯人がわかりづらくなって予想のしがいがありました。

しかも、タイムスリップものにありがちな選択を迫られる展開にもなっていて、その辺りもどちらを選ぶのかハラハラします。

他にも前作で起きた現象の理由が本作でわかったりするのも良かったですね。

一部、前作ではやってないんだから、それ起きないんじゃっていうのもありますが、そこはご愛嬌なんでしょう。

前作のようなサスペンス的な意外性は少ないですが、SFのような要素が加わり、飽きずに見れると思います。

ただ、ある人物がなぜあんなに必死だったのかだけは、ミスリード用みたいになっているので、理由付けみたいなものが欲しかったかも。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★
(前作のネタバレ前提なので、まず前作を見た方がいいです)


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