【ゴースト・キラーズ -血塗られた少女の謎-】
不可思議な心霊現象を調査するYouTuber集団「ゴースト・キラーズ」。
いつか本物の幽霊を捕まえて一攫千金を狙う完全な人生の負け犬たちだ。
そんなある日、ある心霊現象を調査して欲しいと依頼が舞い込むが…。
公式より。
【ゴーストバスターズ】を真似したYouTuberグループが本当の凶悪な霊を除霊しないといけなくなるストーリー。
ブラジルの作品なんですが、シーンごとの展開は予想通りなものの、
ホラー映画の定番からはちょっとズレてる
のが面白い。
まず、主人公ポジションはメガネデブのトゥーリオは雑用な上に虐げられやすい体質なのか、初対面の相手にすら発言を封じられるほど。
リーダーのフレッドは元格闘家だったようですが、なんか情緒不安定でリーダーシップがとれないし、変に目立ちたがり屋。
エンジニアのジャックは暴力で支配するタイプで、何かにつけてトゥーリオを軽くあしらったり、自分勝手な主張をしてばかり。
紅一点のカロリーナも3人同様インチキなのかと思っていたら、どうやら何らかの霊感はあるっぽい。
でも、どっちかといえばおっぱい担当。
そんな4人がとある学校の女子トイレに出る霊の除霊を依頼される。
一度は金額で交渉決裂するが、直後に被害者が出たことで除霊することに。
昼間は授業があるため、夜間に行動することになり、校内には4人の他に校長、案内役のエレーヌ先生、黒人の警備員、おっぱい先生、ハゲの体育教師っぽい人がいます。
校長は問題があった時のため、エレーヌ先生はおっぱい先生の代わりに案内、おっぱい先生とハゲの教師は待機させられてるだけ、警備員は普通に警備ですね。
しかし、いつものようにインチキ除霊をしようとすると、様子がおかしい。
本来ならトゥーリオが女装して、それを除霊する振りをするだけだったが、いきなり犠牲者が出てしまう。
本当の凶悪な霊がいると思い知ったメンバーが逃げようとするが、校舎から出れなくなっている。
その間、ドタバタとコメディっぽく逃げ回るんですが、途中でファンなんだか、アンチなんだかわからない伝説のサノスを名乗る学生と合流。
エログロネタを挟みながら、割と頑張ってると思うんですが、世間的には汚いと印象のようです。
まあ、実際笑いのネタが少しズレてるとは思います。
もっとも、一番のズレはゴースト・キラーズたちがポンコツな上にクズ過ぎて、普通なら殺されるタイプってところ。
ホラー映画でセックスする男は基本的に死ぬけど、それも特にない。
かわいそうなのは特に意味もなく死ぬおっぱい先生とハゲ教師。
おっぱい先生のサドンデスも、ハゲ教師の行動も、死に方も意味不明です。
見てもらえばわかりますが、あんなんで死ぬかという死に方をします。
クライマックスのどんでん返しの真実はなかなか面白かったですけどね。
全体的に前述通り、少しずつズレてるので面白いんですが、良質なわけではないので、残念に思います。
ちなみにエンドロール中もストーリーが進むので、一応エンドロールの最後まで見てほしい。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(酷評多いけど、個人的には良いとは言わないけど、酷評するほどでもないと思う。)
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