AKB48のための作品かなあという感じです。
すごい大雑把なあらすじを書くと、ある女子高生が自殺して、その真相を確かめようと、死んだ女子高生の同級生たちと幼馴染み、雑誌編集者たちは『伝染歌』にたどり着く。その歌うと死んでしまうという噂の歌を歌った女子高生たちは、一緒に歌った人物が死んだことで噂は真実だったと知る。『伝染歌』に隠された真実とは?
そんな話なんですが、随所随所にオーソドックスな展開があるものの、
展開自体が雑
で説得力もありませんでした。
メインとなる大筋の疑問は一応解決するんですが、ところどころにわけのわからないところが。根本的に人ほとんど死なないし、アイドルだけどグラビア系でもないのでセクシーなシーンがあるわけでもないし。
軽くネタバレすると、こんな疑問。
- 序盤の方で心中する人たちがいるんですが、そのふたりはいつ伝染歌を歌っていたのか? 他にも、いやアンタなんでその歌知ってるっていう人とか。
- 中盤より後ぐらいに編集の1人が姿を消すんですが、どうなったのやら。
- なぜラストシーン、あんなことになったのか? お前も歌ってないよね?
他にも本筋に関わる辺りでご都合過ぎて苦笑いする場面も。ぶっちゃけ良くあるアニメ映画のように見どころはほとんど予告で流れているので、観なくてもいいんじゃ?って作品でした。
冒頭でも書きましたが、AKB48のファン向けなので、劇場ライブと思われるシーンが観たければどうぞ。
ちなみに作中に出てくる『暗い日曜日』の話は実話。
オススメ度(10段階)……★
(映画としては薦められない)
伝染歌 プレミアム・エディション [DVD]
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