【SAW】の監督と脚本家による腹話術人形をモチーフにしたホラー作品。DVD版では対にすることが前提と思われるオープニングとエンディングが2種類ずつ用意されています。
ある日、ジェイミーとリサの夫婦のもとに、送り主不明の腹話術人形が届く。その気味の悪い人形を置き、買い物に出かけるジェイミー。だが、帰宅したジェイミーが見つけたのは、舌を抜かれて絶命している妻の変わり果てた姿であった。
妻殺しの容疑を掛けられたジェイミーは、事件を解明するため、故郷のレイブンズ・フェアへと向かう。しかし、そこで待ち受けていたのは、恐ろしい真実だった。
いや、久々にこれは怖いと思った映画です。最後に衝撃の真実が待っていそうなことに相変わらず途中で勘付いてしまったんですが、それでもダメでした。それぐらい怖い。異常な状況が日常に紛れ込んでいて、それがちゃんと表現に組み込まれているのに気付けない。そんな怖さ。多分、ネタバレギリギリなことを書いたとしても、きっと気付かない。気付いても上辺だけ。自分も勘付いたのは上辺だけでした。
グロイシーンというのも、作品の中での割合で言えばあんまりなく、せいぜい舌が抜かれた死体とか、せいぜい似たりよったり。むしろ、人形や老婆の方がグロくはないけど気持ち悪いです。というか、老婆の気持ち悪さは演技中の鳥居みゆきに通じるものがあります。
ちょっとモヤモヤしたものが残ってはいるし、感想は正直怖い以外に何もなく、ストーリーとして本当の続編(海外の作品はまったく違うものがシリーズとして出されることがあるので)が作られることもなさそうなので、これ以上書くことがないのが難点。
でも、本当にこれは怖いです。あんまり夜中に一人では観ない方が良いと思います。そういった意味では勧められませんが、怖い作品を観たい時には楽しめると思います。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(下手に金かけた作品とかより、チープだけどストレートな怖さ)
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↑おっさんによる女子高生気取りの腹話術人形の方がシュールさでは上だと思います。
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