【着信アリ2】
保育士の杏子(ミムラ)の携帯が“死の予告電話”のメロディで鳴り響いた。一連の死の着メロ事件を追うルポライター孝子(瀬戸朝香)と恋人の尚人(吉沢悠)らの協力で、謎の鍵が台湾にあるらしいことを杏子は突き止めるが……。
シネマトゥデイより。
柴崎コウと堤真一が主演だった前作の続編。もっとも、ふたりはほとんど名前だけの出演で、主な役どころでの続投は石橋蓮司くらい。
ちなみに柴崎コウ演じる中村由美は、堤真一演じる山下弘を殺害後、精神科に入院。失踪後、理由は諸説あるものの、入水自殺に見せかけて死亡しています。
ちなみに主演はミムラと吉沢悠になっていることが多いですが、基本的にはミムラと瀬戸朝香が主演です。
今回は新たなルールが付け加えられ、『死の予告電話』を所有者以外がとった場合、その人物が身代わりになるように。ただし、その場合も聞こえるのは本来死ぬはずの人物の死に様。
また、2作目にしていきなり海外進出。わざわざ台湾まで行っています。正直、街中以外のロケも台湾で行ったとしたら、無駄にバブリーな作品です。
続編とはいえ、メインキャストがあまりにも
前作の組み換えに近い
ため、途中でオチを予想出来てしまうのが難点。
前作の『美々子』に加え、新たに『リー・リィー』が登場。どちらも長い髪の小さな女の子ですが、『リー・リィー』の顔にはある特徴があり、恐怖にかられた人間って怖いなって思わせます。
結局、『リー・リィー』が受けた仕打ちによって、台湾での『死の予告』が始まっているんですが、携帯が進化することによって、多機能な『死の予告』が送られるようになっていきます。
『リー・リィー』の呪いは携帯電話が出来る前から存在しているわけで、その頃は『死の予告手紙』が送られてきたらしく、そう考えるとシュールでたまりません。死に様が手紙に記されていたんですかね?
本作は後に製作された【着信アリFinal】に比べ、規模こそ大きくなったものの、ただの焼き直しにも思える作品となっています。
【着信アリFinal】を観るなら観ておいた方がいいけど、そうでなければあまり勧められない作品。
あ、ミムラ演じる杏子の友達の死に様と、後々の登場シーンは普通の人にはちょっと怖いかも。慣れちゃったけど。
それにしても、台湾の廃坑付近で日本の携帯電話が通じるのかということの方が気になってたまりません。
オススメ度(10段階)……★★★★
(携帯電話の進化を検証するためのホラー映画)
コメント
前一度だけ1をちょっとだけ見たことあるんですが、柴崎さんが堤さんやっちゃったんですね・・・
(笑) 『リー・リィー』とは一体なんなんです!?
この映画(というか日本ホラー)は本当に精神的な怖さというか、直視できませんね・・・
見たら絶対夢とかで出てきちゃいますよ・・・
(のわりにはホラーゲームは大好きなんですが・・・笑)
>しゅんさん
コメントありがとうございます。
>柴崎コウが堤を
1の時点でやっちゃってます。
>『リー・リィー』とは
台湾の女の子で、本作の重要人物。
残酷なのは好きなんですが、痛いのは苦手
なんですよね。いわゆるゴア系とかも良く
観るんですが、ああいうのって作り物とか
CGだってわかりやすいので、痛さを
感じないから平気だったり。
着信アリの3も見ましたか?
私は3が一番好きでしたね~
韓国の青年、可愛いな~と思っていたら最近ファンになった「チャン・グンソク」さんで、運命も感じてしまいましたですし(笑)
って、ちょっと脱線してしまいました。
たしかに、この2は1との差があまり無かったですね。1の時の恐怖は相当なものでしたが。(;´Д`)ノ
>Arinkoさん
コメントありがとうございます。
Finalはホラーはホラーでも霊がどうこうと
いうより、殺し合いが厳しいイメージなので、
シリーズ的な面白さとはちょっと別でしたね。
単純な怖さで考えると自分は、1>2>3
ですね。ただ、同じ状況の嫌さ加減は
3>1>2ですが(*^▽^*)
チャン・グンソクは本当に天使のような
善人役でしたね。