【ブラッディ・バレンタイン】

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バレインタインの日、炭鉱夫のトム(ジェンセン・アクレス)は同僚5人を炭鉱に生き埋めにしてしまう大規模な事故を起こしてしまった。悲劇から10年後、自らが引き起こした事故のトラウマに悩まされ街を出ていったトムが帰郷する。そんなバレンタインの夜、炭鉱夫のスタイルでつるはしを持った殺人鬼が街を恐怖に陥れる。

シネマトゥデイより。

ツルハシホラーというちょっと珍しい作品の【血のバレンタイン】のリメイクで、ドラマ【スーパーナチュラル】のお兄ちゃんジェンセン・アクレスが主演。

オリジナルとは展開が違うんですが、オリジナルをちゃんと観たことがないので、比較出来ない代わりに新鮮な気持ちで視聴です。

自分のせいで炭鉱を崩落させた主人公トムが10年振りに故郷に帰ると、同じ頃炭鉱夫の恰好でツルハシを使う殺人鬼が現われるという話。

どこからどう見てもトムが怪しいんですが、確定する証拠がなく、濡れ衣を着せられそうになっているのか、本当に頭のいい殺人鬼なのか、実は解離性同一性障害とかいうオチかと迷うくらい最後まで犯人がわかりません。

作りが上手いというより、確信につながる証拠が潰されていき、

混乱させられる

という感じ。

それはそれで犯人がわからないので、ホラー映画としては面白いんですけどね。推理ものと思うと、情報が少な過ぎると感じるかもしれません。

また、オリジナルと違って、トムが好意を寄せていたサラがトムの親友で警察官になっていたアクセルと結婚しています。

しかも、10年前の崩落の後、唯一の生存者だったハリー・ウォーデンがトムに復讐しようとして銃殺されるんですが、何故か埋葬されたはずの死体がありません。

トム、アクセル、復活したハリーの誰が犯人なのかわからないまま、次々と人が殺されていくことに。

元が3Dの作品なので、それっぽい演出が多いんですが、思ったより残酷描写が多いので、ジェンセン目当てに劇場で観た人は気持ち悪くなったかも。

クライマックスまでほぼ空気なヒロインがふたりいる男性に銃を向けるんですが、その時点でもまだ犯人の確証が得られないのでなかなか楽しいです。

全然ハッピーではないバレンタインですけどね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(批判的な感想も多いですが、意外と楽しめると思います)

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