【鳥】と言えばヒッチコックだと思いますが、今回観たのはそれをモチーフにした作品。【バイオハザード3】で多数のカラスに襲われるシーンがヒッチコックの【鳥】へのオマージュらしいので、代わりに観てみました。
獣医のアレックスは、弁護士の夫とともにベルリン郊外へと引っ越す。やけにカラスが目に付く街ではあったが、アレックスは獣医の目から見て、異常な行動が気になっていた。
周囲はアレックスが妊娠しているため、過敏になっているのだとなだめるのだが、事態は静かに進行していたのである。はじめはパーティーの肉を盗み取っていたカラスたちだったが、徐々に家畜を襲ったり、人間を襲うようになっていった。
アレックスは周囲と軋轢を生みながらも、知能を高める実験の副作用で凶暴になったカラスが他のカラスを統率していることを知り、そのカラスたちを捕らえるため、再び帆走する。
なんか、ヒッチコックの鳥をモチーフにしたにしては、イメージが違う気がします。ヒッチコック版を通して観ていないのですが、もっとパニック映画だったと思います。こちらの方は確かにCGなどを使って、映像的には凄いんですが、大衆を襲うようなシーンはほぼ皆無。【鳥】というタイトルも、烏(カラスね)で良かったんじゃないかと思う。ヒッチコックのようにスズメやカモメ出てくることもないし。むしろ、日常に潜む悪夢という感じのホラーに近いかも。
主人公のアレックスが妊婦の設定のせいか、異常にヒステリック過ぎて、ちょっと引きます。
オススメ度(10段階)……★★★★
(無難過ぎるのと、それぞれの人物がいまいち日本に馴染みにくい)
カラス・鳩・野良猫撃退!バードストッパートマレーン2.7型
↑映画にはこんなものありません。
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