【悪魔の棲む家(2005)】

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1974年、NY州ロングアイランドの大邸宅で一家惨殺事件が起きる。その1年後、ジョージ(ライアン・レイノルズ)と妻のキャシー(メリッサ・ジョージ)は3人の子供たちとこの家に引っ越して来る。

シネマトゥデイより。

1979年公開の同名作品【悪魔の棲む家】のリメイク。

実話を元にしたと言われている『アミティヴィルの恐怖』を映像化した作品ですが、夢のないことを言えば実話ではありません。

実際に一家惨殺はあり、その家にラッツ一家が引っ越したのは事実なんですが、別にオカルト的な何かがあって再度引っ越したわけではないようです。

経済的なことが理由らしく、それもあって惨殺事件の弁護士がオカルト体験談として出版したというのが真実だとか。

とはいえ、映画なので所詮は実話をもとにしているだけと思えば何の問題もなく、ちゃんと怖い作品に仕上がっています。

たった28日の出来事だし、

幻覚を見ているのはジョージばかり

なので、感情移入はしにくいかもしれません。

でも逆にたったそれだけの期間で少しずつジョージが狂っていくのが怖い。

流れ的には【シャイニング】に近い感じですが、観ている側はともかく、作品中の人たちには狂っているのか、実はそういう亭主関白なタイプだっただけなのかわからないから余計に怖い。

直接的な暴力を振るうわけではないので、精神的に追い詰めるタイプの厳しいしつけと言われれば、こういう人もいるかもと思ってしまいます。

でも、なんかおかしいように見える人と薪割りをしていて、薪を押さえろとか言われても、とてもじゃないですが怖くて押さえられません。

観ている側としても、何かするのか? と本当にドキドキさせられました。

個人的には娘がどうやって出たのか謎ですが、屋根の上に立っているシーンが溜まりませんでした。

というか、命綱も見当たらないし、そんな子供にスタントなんているとは思えないので、どうやって撮影したのか不思議でたまりません。もし、普通に撮影したんだとしたら、娘役の子役を心の底から尊敬します。

過去にあった出来事は、登場人物たちがちょこちょこ説明してくれるし、最近多いスラッシュシーンもないので、怖いの苦手だけど怖い映画が観たいという時にはおすすめです。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(ベビーシッターがビッチ過ぎる)

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レビュー
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