アメリカ政府が犯罪抑制のためパージ法を容認する中、反パージを掲げる上院議員ローンが台頭し国内は賛成派と反対派に分断。
パージをめぐる大統領選の最中、全ての犯罪が合法となる一夜が幕を開ける。
警察も病院も機能しないパージの夜、暗殺の標的となったローンと彼女を護衛するレオ(フランク・グリロ)は、悪夢の12時間を生き延びるため奮闘する。
シネマトゥデイより。
1年に一晩だけルールはあるものの、犯罪を犯しても捕まらないパージ法。
その一晩の恐怖を描いたシリーズの第3作。
『パージ』自体は犯罪抑制のためという理由で行なわれているため、容認派もいるんですが、当然反対派も存在します。
その反対派の上院議員のローンは、2ヶ月後にパージの是非を問う大統領選を控えているんですが、その前にパージが行われるという状況。
パージには裏の目的があり、それは貧困層の人口調整や、富裕層による貧困層への娯楽としてのパージである。
そのため、政府はパージ中に暗殺部隊を送り出し、貧困層を襲撃していた。
パージを続けなくてはならない政府は、国会議員を含む上流階級への標的免除条項を排除してまで、ローンをターゲットにできるようにする。
ローンは、護衛のレオとともに行動するが、次々とパージ賛同者や、謎の武装集団に襲われるという展開。
ちなみに護衛のレオは前作【パージ:アナーキー】の主人公ポジションのレオと同一人物です。
この作品、どうしても
見ている側と登場人物で知っている情報が違い過ぎる
ので、どうしてもモヤモヤします。
特に今回は前作の登場人物がいるのに、あまり情報共有がされてない様子。
貧困層を殺すために暗殺部隊が出ているのはわかっていると思うんですが、無防備に近いというか、防御のための武装もほぼしていないみたい。
当然捕まりそうになったところを万引き少女たちの報復を撃退していた住民に助けられたリ、元ギャングたちの協力を得て、安全と言われているトリアージセンターに向かいます。
ここまでくると、ローンは反パージというよりも、非暴力主義なのかなと。
反パージを掲げるレジスタンスも賛成派の議員を暗殺しようとしているので、どう考えても全面戦争になってるんですけどね。
実質3部作でストーリーは完結していて、1作目は家庭、2作目は町、3作目で国と規模は大きくなっているのですが、面白さは反比例している気がします。
4作目もあるんですが、そちらはビギニングものでした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(移動系サバイバルとしては、普通な面白さ。)
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