【デスノート】前後編の後編です。いまさら感もありますが、なんとなく観てみました。原作を読んでいる上、映画版のオチも知った状態で観てたので、正直言ってドキドキ感はありません。
ざっとしたあらすじ。
前作で、顔を思い浮かべながら名前を書くと、その相手が死んでしまう死神のノート『デスノート』を手に入れた夜神月(やがみ・らいと)。彼は『キラ』と名乗り、そのノートを使って犯罪者を殺すことで世界を自分の手で平和にしようとしていた。
一見、天才的な頭脳で自らを新しい時代の神のように思い始めた月の前に、ICPOから派遣された謎の男『L』が立ちはだかる。
その上、『キラ』、『L』の知らないところで『第二のキラ』が誕生。死神レムによって『第二のキラ』となった弥海砂(あまね・みさ)は、過去の出来事によって『キラ』の信奉者となっており、『キラ』を否定する者たちを消していく……。
新たな死神レム、『第二のキラ』弥海砂、ニュースレポーター高田など新しいキャラクターの登場によって、より複雑な駆け引きを展開していきます。
ただ、元々原作のマンガそのものが様々な説明を省いているため、万人に観せる映画にとっては向いていません。どちらかというと、連続ドラマにしてじっくり描く方が楽だったはずです。
そのためか、最終的な決着のつけ方も賛否両論なもので、自分的には良くはないけど、仕方ないんだろうなって印象を受けました。
もっとも、原作の雰囲気が好きだった自分にしてみれば、藤原竜也の演技だけは受け付けませんでした。上手い下手ではなく、彼は天才役に向いていないように思います。古畑でもそうでしたが、天才と思ってるプライドだけ高い馬鹿なら向いてますが……。多分彼の中の天才像が変なんだと思われます。
全体的にどことなく違和感を感じる映画ですが、周りを固めている役者さんたちの演技はちゃんとしてるので、前編約120分、後編約150分を連続して観るとかしなければ、あんまり長さは気にならず観れます。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(とりあえず原作読んでから観た方が楽しめると思います)
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