ジョシュ(パトリック・ウィルソン)と妻のルネ(ローズ・バーン)は、3人の子どもと一緒に新しい家に移り住む。
彼らは、多少老朽化してはいるものの、広い家で子育てと仕事に専念するはずだった。
だが、引っ越し直後から屋根裏で奇妙な物音が聞こえたり、勝手に物が移動したりする現象が起こり始め、一家は不安に陥る。
シネマトゥデイより。
昨年の予告編だけ観たら最恐ホラートップクラスの作品。
結果から言えば、去年だけで言えば、
最恐ホラーにノミネート
しても悪くはないレベル。
個人的には想像していた霊により惨殺されていくストーリーではなく、ヴィジョン系。3人の息子のうち、長男が梯子から落ちた翌日から異常はないのに、こん睡状態に陥ってしまう。
医者にさじを投げられて、3ヶ月、栄養をチューブでとっているんですが、ガリガリにならず、こん睡に陥ったときの状態のままなのが微妙。ここでガリガリとかにしていれば、生命の危機をもっと感じたような気がするんですけどね。
可哀想なのが妻のルネ。基本家にいるのは彼女なので、不審な影や、音声を聞くハメになるのは彼女。正直、観始めはルネが精神的におかしくって、起きている出来事はルネの妄想や自作自演かと思ってしまいます。
それが証拠が残り、普通なら引っ越したばかりだから引っ越せないというのが定番ですが、あっさりお引越し。その上、ジョシュの母がルネの言葉をあっさりと肯定するというレアな流れに突入。
ハウスホラーの定番をことごとく覆してくれます。
結局、知り合いの『専門家』に助けを求め、調査をしてみると、やはり霊がいるらしい。ただ、家ではなく、家族について来てしまっているとのこと。
話が展開していくうちに、そこまでに描かれたことが伏線となり、衝撃の真実が語られていきます。
赤い顔の悪魔や、謎の霊たちはじわじわ来る生理的に嫌悪感を感じる怖さ。明るいところでじっと見る分には怖くないですが、暗闇とかでいきなり見ると、思わず声が出そうです。
その後の展開も、その立場になったらたまらない怖さで、頭で書いた通り、去年の最恐ホラーと言ってもいいレベル。個人的な嗜好もあるので、必ずしもではないですけどね。
ただ、過去の事情は説明されますが、何故狙われているかの説明は一切ないので、そういうのが気になる人は尻切れトンボに感じるかもしれません。
激しいグロはないので、みんなで観るのにいいホラーかも。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★
(リアルにし過ぎたら、かえってつまらなかったかもしれない)
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