ある日、可奈(大島優子)のクラスメートの綾花が下半身のない死体で見つかる。学校でも下半身のない女性が相手の足を奪う“テケテケ”の話題で持ち切りで、可奈も一度は襲われるが奇跡的に逃げ切ることができた。彼女が図書館で調べものをしていると、大学で心理学を専攻し都市伝説の卒論を書いている理絵(山崎真実)と話が弾み……。
シネマトゥデイより。
当時多かった気がするグラビアアイドルを起用した1&2が一緒に作られているものという印象でしたが、観てみたら1作目の主役はAKB48の大島優子でした。
AKB48と言えば前田敦子と人気を2分してはいますが、演技力は完全に子役からやってきている大島優子の方が断然上。
というか、前田敦子は顔が四角いのと、表情を豊かにすると途端に不細工になってしまうので、アイドルホラーとか出れませんけどね。
そんな大島優子が『テケテケ』に殺されないように、ザキレモンこと山崎真実演じる従姉妹の理絵とともに3日以内に呪いをとく方法を探すというもの。
ただ、この『テケテケ』がかなり微妙。怖いとか怖くないとかでなく、
設定が色々と混ざってる
様子。
『テケテケ』は北海道のような寒い地域で電車に跳ねられた女性が、上半身と下半身に分かれてしまいながらも寒さで血管が凍りつき、即死ではなく苦しんで死ぬという事故が起きる。
話によっては上半身が電柱にひっかかっていて、事故の調査に来た人間と会話するまで生きていたなんてバージョンも。
その女性が自分の下半身を求めて、この話を聞いた女性のもとに3日以内に現われるというのが
この作品だとさらに類似の都市伝説『カシマさん』が混ざっていて、『カシマさん』がテケテケになったような展開になっています。
また、どうやっているのかわからないのですが、高速移動のカマイタチなのか、爪で切り裂いているのかわからないんですが、【北斗の拳】の南斗水鳥拳かのようにサクサクと人間を真っ二つにしていきます。
そこだけ観ればかなり怖いし、現実に目の前にと考えるとトラウマになりそうです。
もっとも、基本スラッシャーホラーですが、結構サクサク切れることもあり、目をそむける程のゴアシーンはないので観る分には結構耐えられそう。
あとの特徴は作中のミスリードが現実にあるようなミスなのが、リアルでなかなか良い感じ。それで逆ギレする理絵もなかなか嫌な性格出ています。
当時、DMMのアイドル写真集かDVDのランキングで上位を占めていた西田麻衣の珍しいギャルっぽさを含め、いそうな人物で面白かったです。
まあ、そうは言ってもアイドルホラーの延長線上ではあるので、ハードル上げて観ちゃうと厳しいかも。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(平均的なレベルは超えてると思う)
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グロイですね∑(-x-;)