ゲーム内で死ぬと現実でも同じ死に方をしてしまうというゲームを題材にした作品。
ハッチのゲーム仲間ルーミスが謎の死を遂げる。彼は死の直前まで『Stay Alive』というゲームをプレイしていたらしく、とても自殺するような様子はなかったらしい。
友人の不可解な死にハッチは『Stay Alive』に興味を抱き、ゲームを起動してしまう。ゲームは17世紀に実在した殺人鬼『血の伯爵夫人』をモデルに、その屋敷で殺人鬼を追うという内容であった。
やがて、ゲームをプレイした仲間たちがやはり不可解な死を遂げ始める。その死に様はゲーム内での死に方とそっくりで、まるでキャラクターが死ぬと、現実化するかのようであった。
ハッチたちはその呪われたゲームの呪縛から逃れ、生き残ることが出来るのか?
SHOWBIZで紹介された時は面白そうだと思ったんですが、実際に観てみると、ちょっと消化不良気味。ゲームと現実のリンクという設定は面白いものの、不条理ホラーにしては呪怨やリングのような不条理感がなく、かといって説明不足のため、観ている側が自分を納得させるしかないのが気になります。
たとえばゲームの中である相手を倒すのにあるアイテムを使うとして、事前にそういうシーンがなく使うので、どうして消えたの? ってなったり。
他にもいま何があったの? というシーンが多く、観終わった感想として、『血の伯爵夫人』が殺す理由はわかったけど、どうやって力を手に入れたかとか、17世紀にはゲームがないのにゲームを媒介にするまでの過程とか一切説明なし。
つまらないとは言わないまでも、観る人を選ぶ映画だと思います。題材は面白いんですけどね。
オススメ度(10段階)……★★★
(都市伝説的な面白さはあります)
ポルタス
↑同じような内容のマンガ。絵が独特で気持ち悪いですが、恐いです。
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