【闇動画9】
闇動画9 [DVD]
『告白』
大学生たちがサークルの仲間内でふざけて撮影した映像。しかし、そこに禍々しい存在が現れ、不測の事態が起こってしまう。その悲惨な結末とは?
公式より。
嘘の告白でドッキリを仕掛けることになった男2人、女1人の若者たち。ターゲットの男性を夜の公園に呼び出し、告白する風景を撮影という段取り。
しかし、仕掛け人の女性が段取りにない行動に出て、男の手を引き、公衆トイレへと姿を消してしまいます。
公衆トイレでやり始めてしまったのかと思った男たちでしたが、隠れて様子を伺っていてもなかなか出てこない。
やがて、女性がひとりだけで出てきたのですが、何故かふたりには反応せず、あとを追いかけた男が何度も声をかけたらしいが、全然口をきいてくれなかったらしい。
トイレに入ってみた男が隠しカメラの入った紙袋を見つけた頃、女に無視された男もトイレにやってきます。
ふたりが紙袋の置いてある個室に入ってみると、とんでもないものが落ちているのを発見することに。
その後、映像を見てみると、告白しているところでノイズが入り、突如現われた何かがカメラを覗いた後、女がおかしくなっているのがわかります。
トイレでも男たちがカメラの入った袋を見つけたあたりでノイズが入っていました。
結局、撮影に携わった人間は3人とも死んでしまい、ターゲットの男性もおそらく死んでいると思われます。
撮影場所が古い心霊スポットというだけで、それが関係しているかすらわからない話。
『叫び』
とある旅館に泊まった夫婦。何気なく部屋内を撮っていた時に不可解な存在がうつり込む。そしてさらに、極めて珍しい心霊現象も記録されていた!
公式より。
鏡にいないはずのものが映っているのと、フラッシュ時に文字が映っていたというもの。
フラッシュの時の文字は鏡文字になっているので、気づきそうにないんですが、鏡文字になっているのと、鏡の中に映っていたことに関連性があれば、もうちょっと面白かったかも。
もっとも、浮かび上がった文字の意味が不明なんですが。
『消失点』
都内に特定の時間帯に通行すると通った者は消えてしまうという不可思議な場所があるという。撮影者はその噂を検証するべく試みるが…。
公式より。
動画を共有サイトにアップしている男が、ある時間帯に通ると人が消えるという場所の検証を友人と実行。
何も起きないと思った矢先、友人が消失。どうやら方向も関係しているらしい。
後日、本人が検証を試みると、空間に歪みのような渦が現われます。困惑している男に何者かが襲いかかり、渦の中に突き落とすんですが、その姿はなんと友人。
悲鳴と同時に映像は終了するんですが、友人は本物だったのか、何故そんなことをしたのかも不明のまま終わります。
男が消える時にサイレンや爆音が聞こえるんですが、その辺りは空襲にあった地域とのことで、関連性を想像させるナレーションが入るんですが、つながりがよくわかりません。
『古戦場』
社員旅行でキャンプ場に宿泊した時の映像だという。しかしその付近には、かつて数千人もの死者を出すという激しい戦闘が行われた古戦場があった!
公式より。
キャンプ場に張ったテントの傍に霊と思われるものが映るというもの。
説明と比べて、小ネタな印象。
『振り込め詐欺』
振り込め詐欺グループに潜入取材を行ったフリーライター。詐欺グループからターゲットに定められてしまった老人の驚くべき正体とは?
公式より。
振り込め詐欺グループに潜入したライターが体験する恐怖。個人的にこういう犯罪者に潜入するタイプは、心霊現象にたどり着く前に不快な印象が強くなるので苦手です。
ホラー映画でそういうタイプが惨殺されて爽快感を与えるという手法もありますが、解消される不快感より残る不快感の方が強いので、あまり楽しめません。
ライターが電話に成功したのか、振り込め詐欺グループのひとりと一緒に回収へ。
家の中へは詐欺グループの男だけが入り、ライターとは後で待ち合わせをすることになっていたのですが、3時間経っても現れず。
どうしていいのかわからなかったライターは元居た隠れ家みたいな場所に戻るんですが、詐欺グループの仲間に疑われ、逃亡。
しかし、家に入った男が気になり、夜になって家の中に入ると、入り口で男は死んでいます。よく見ると、なんだかわからない液体で濡れている様子。
普通の神経ならそこで悲鳴を上げて逃げるところだと思うんですが、ライターは何を思ったか家の中をどんどん進みます。
家の中では人が着ていたような状態で衣服が落ちているんですが、その数が尋常でなく、すごく不気味な。昼間でも1人では進みたくありません。
周囲を見回していると、天井裏から走り回るような音がして、逃げようと玄関を見ると白い人影が。
慌てて押入に身を隠したものの、誰も入ってくる様子がなく、押し入れから外に出ると……という展開。
映像は悲鳴を上げて終わっているんですが、ライターは死んでおらず、療養中とのこと。ただ、口をきける状態ではないらしい。
家の中を探索しまくるせいもあってか、じわじわ来る怖さではなく、ドッキリ系みたいな感じに仕上がってました。
『告白』は良かったものの、
なんかまた出涸らし感が。
次巻の10巻は2014年6月リリース予定なので、期待するとして、続けてリリースされると最後が出涸らしみたいになるのはなんとかならないんですかね。
長編3本とその間にインターバル的なネタ2本というのは定型になりそうです。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(それでも投稿動画としては、エンターテイメントとして面白い)
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