【飯沼一家に謝罪します 2】
20年前のチャレンジ番組に出た家族が火事で焼死したのは自分の行った儀式のせいだと謝罪する番組『飯沼一家に謝罪します』。
個人による謝罪のために番組を作成し、それが食品会社が単独スポンサーの意向で制作したという不可解な内容。
1でははっきりしていなかったチャレンジ番組の放送は1999年9月となっていました。
ただ、現時点で気になるのがスポンサーの食品会社はなんらかの関係者だとは思うんですが、なぜ火災から5年経ったタイミングなのかは謎です。
今回は前回の続きで、矢代氏の研究所に所属していた多田野淳への取材。
多田野は和菓子屋でアルバイトをしていて、飯沼家の妻の飯沼綾子が一緒にパートをしていたらしい。
そこで番組に出場する綾子から、運気を上げたいという話を聞き、矢代氏に引き合わせたとのこと。
儀式は暗い部屋にろうそくを立て、ネガティブなことを心の中で鏡に映すイメージをし、それを紙に書き写す。
そして、家族は布を被り、影を家族から離し、戻らないように鏡に封じている様子が映し出されていました。
鏡に封じ込めたあとは、「センテンナムフルホビル」という呪文を唱えて、家族にポジティブなエネルギーを注いでいきます。
この「センテンナムフルホビル」という呪文、この番組だけ見ていると造語と思ってしまいますが、実際にあるマントラです。
こういうの仕込む辺り、すごいですね。
多田野はテレビで家族を見て成功していくのを驚き、火事で亡くなったのも残念に思っている様子。
ここでチャレンジ番組自体はテレビで放送していたことが確定します。
それを聞いた矢代氏は儀式の失敗を確信しますが、学生たちは火事は儀式と関係がないという認識。
それならチャレンジ成功も儀式と関係ないんじゃ?って思いますけどね。
続いて、チャレンジ番組『幸せ家族王』の演出をしていた八木原健一に取材をすることに。
やはり父親が成功させた紙ヒコーキが神がかっていた印象が強く、一番頼りない感じの父親が成功させたことも意外に思ってそう。
ただ、謝罪番組の存在は知らず、話を聞いた後、オンエアにものった不可解な点を思い出します。
家族を自宅前で紹介するシーンで、2階にいないはずの人物が映っていて、実際映像でも確認ができました。
また、飯沼一家は亡くなったと報道されていましたが、実は息子の明正だけは奇跡的に助かって、親戚に引き取られたと聞いているという話が出ます。
それが事実だと、息子を引き取った親戚が池田IC食品の関係者なのかもしれないですね。
そこで応援メッセージに映っていた父道隆の弟典彦を探します。
しかし、りんご農園は閉業しており、典彦も亡くなっていました。
ですが、典彦の家に明正が住んでいることがわかり、スタッフが向かうと、明正の妻に会うことができます。
明正は結婚して息子もいて、少なくとも外見からはきれいな家に住んでおり、幸せそう。
取材も嫌がらずに普通に応じていて、逆に矢代氏の儀式の失敗のせいで不幸になり、謝罪されているということに困惑しています。
ここで驚きの情報として、明正によると、火事は運気がどうこうということでなく、父の借金苦による一家心中だったと告げられました。
今回は実質ここまでで、ディレクターだった松本に連絡がとれ、ハワイ旅行に行った飯沼一家から変な映像が送られてきたというところで次回。
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