【封印映像 呪われた森】
ホラー・オムニバスのシリーズで、【ほんとうにあった怖い話】とかの投稿系を見ている知人たちが怖いというので、毎回観させられているシリーズ。
いわゆる『おことわり』が苦手な子たちばかりなので、話半分の評価と思って観てるんですけどね。ちなみに投稿風ですが、不自然なことが多いので、フィクション丸出しです。
『ダンス・スタジオ』
壁面がガラス張りの深夜のダンススタジオで女性が休憩したところ、ラジカセか何かから変な音声がしたため、立ち上がって止めに行く。
その直後、悲鳴がして、照明が落ち、女性は行方不明にというもの。
南千住には処刑場があり、不可解なことがよく起きるという話にはなっていますが、作品的にはよくある鏡もの。
対象の人物と、鏡の中の人物が違う動きを見せるパターン。
映像の投稿は行方不明になった女子高生の母親なんですが、冷静過ぎます。
『よつんばい』
4つんばいの女性が夜現れるという都市伝説をリポートしに来た女性リポーターの話。
リポートするものの、誰も見たことないし、聞いたことがないという展開がどんどん斜め上な方向に。
結局、道祖神の祀られている祠を訪れるんですが、リポーターの女性は災難にあい、ADの女性もその翌日に退社。
ADに話を聞きに行ってみると……というもの。
リポーターの女性のオープニングでの
「これいかに!」
のどやさ加減が恐ろしくイラつき、正直あとはどうでも良くなってました。
『スプーン女』(おことわり)
女性を盗撮していた男があとをつけていたら、女性に気づかれてしまい、撮影交渉を試みると意外と好意的な反応。
何故か女性はスプーンを手にしており、男がそれを訪ねると……。
まあ、想像される展開だと思いますが、その後、女性はさらにエグい行動に。
その後の男性がカメラの前に顔をさらすのは余計だと思うので、そこはない方が怖いんじゃないかと。
『影整形』
深夜0時に自分の影を撫でながら願いごとをすることで整形するという儀式で、おまじないの言葉で締めくくる前に儀式開始の際につけた蝋燭を消すと、整形に失敗して、影にその部位を持っていかれるというもの。
どこの『鋼の錬金術師』ですか?
部活の部長のあっちゃんが目を大きくしたいというから、試していたら、影は現れず、顧問が来たから蝋燭を消してしまったらしい。
というか、蝋燭の問題以前に深夜0時に先生がって、どこでやってんだって話です。
そして、インタビューを受けているふたりのうちの眼鏡の方が、友人が大変なことになった話を半笑いで話していることの方がよっぽどホラーです。
どうでもいいことですが、動画の説明の際、ナレーションでは出版社と言っているのに、何故かテロップはテレビ局になっているのは内緒です。
『呪われた森』
アイドルを使って心霊スポットを巡る作品の撮影中、アイドルがおかしくなる話。
アイドルがおかしくなる前、ひとりで撮影しながら進まされるんですが、その間に撮影した中に恐怖映像が。
でも、本当の恐怖は後日、アイドルだった女性にインタビューしにいった際に見せられる現実だったりします。
映像的にはそれほど怖くないですが、現実にあったら、なかなか嫌な話。
オススメ度
オススメ度(10段階)……★★★★
(投稿系のホラービデオが好きなら、まあまあ楽しめるかも)
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